「アリオスのチケット販売の件で」というメールが、いわき市内在住の女性から編集室に届いた。
知人が4月8日にアリオスで行われる能舞台を楽しみに、チケット発売日初日の午前九時に間に合うようにアリオス窓口に買いに行ったのに、いい席は主催のいわき市民のための能を知る会が持っていて、窓口には不満足な席しかなく、小林研一郎さんの第九のチケットもそうだが不公平感が残っている、というものだった。
「コバケンの第九のチケットは一体、どんな売り方をしているの?」と聞かれることも多い。チケット販売について、アリオスに聞いた。
アリオスのチケットセンターで扱うチケットは三種類ある。アリオスの主催公演、公演の主催団体とアリオスの共催公演、それに貸館公演。主催公演はアリオス主体でチケットを扱えるが、共催公演や貸館公演は主催団体の主導でチケットは取り扱われ、貸館公演ではアリオスでチケットを取り扱わないこともある。
能舞台の場合、主催のいわき市民のための能を知る会とアリオスの共催公演で、アリオスのチケット窓口では主催者から預かった一部のチケットを取り扱っている。ただ共催の場合、ホールなどの使用料を減免したり、公演の宣伝などもするので、アリオスでもできるだけいい席も預かれるように主催者と話し合うようにしていくという。
研一郎さんの第九のコンサートはアリオスの主催公演。大ホール1705席のチケットをすべてアリオスが扱う。市内外からの問い合わせが相次いだことから、広いいわきの市民がなるべく公平に買えるよう、850枚を市民先行枠として、往復はがきでの申し込みにした。先行枠の4.1倍の申し込みがあり、2月1日に抽選会を開いて、一般的にいいと思う席から、アリオス側が割り振りした。
ほかにコンサートの協力団体の市民第九の会に60枚、コンサートで歌う市民第九の会合唱団(団員220人で、1人2枚まで)に379枚を販売。それに、3月8日午前10時から、電話(0246-22-5800)で一般販売する350枚(市民先行枠のキャンセル分も追加される)が売られ、残りは招待者分に予定されている。
「劇場はそこにあるものでなくて、なるもの。実際にステージを使い、客席に座る。そして一緒に劇場にしていく」と、アリオス室次長の大石時雄さんは言う。アリオスは今後、新たなチケットシステムも稼働させる予定という。 |