アリオスの音響テストコンサートが3月2日に開かれた。市民がいわき交響楽団の演奏を大ホールで聴いて、一足先にアリオスの音響を体感し、その座席での聴き具合、ステージの見具合などをアンケート用紙に記した。
結果はまだまとまっていないが、体感した市民からは「ステージが半分しか見えなかった」「座席が狭かった」「マイクのせいなのか、人の声が聞きにくかった」など、さまざまな感想が聞かれる。そのなかで、ステージが半分しか見えない座席について、アリオスに聞いた。
アリオスの大ホールは客席が1705席(最大で1840席)ある。当初、1607席の予定だったが、席数は3年前の市長選の争点になり、選挙後、98席を増やす設計に変更した。1階席を111席、三階バルコニー席を17席増やし、車いす席を6席(減席分は移動式客席に変更)、2階バルコニー席を14席、4階バルコニー席を10席、それぞれ減らした。
大ホールは音楽を主目的にしたホールで、音響を重視し、ステージとの距離も近いシューボックス型。シューボックス型の場合、バルコニー席はステージが見えにくく、ステージ正面の席のようにゆったり座ると、ステージが4分の1から半分ぐい見えない席が多く、見えても手すりが邪魔に感じる。
実際に大ホールの客席に座ってみた。前後の幅は平市民会館時代より15センチ大きい95センチ、横幅52センチある。1、2階のステージ正面はいい席で、ステージがよく見える。3階正面もまあまあだが、4階になるとステージは遠い。
バルコニーは、2階席前列はまだいいが(それでも手すり側に乗り出す必要はある)、席よっても多少違うが、2階席後ろ、3階、4階席は見えにくい。
アリオスの説明では、音を聴くことには問題ないが、演劇などステージを観るものにバルコニーは難しいという。一般的に、シューボックス型のホールを持つ劇場では、バルコニー席は学生席などにして、料金を安くしている。なかには、バルコニー席を見える席に改修したホールもある。
アリオスのバルコニー席は2階が64席、3階が72席、4階が56席、合わせて192席ある。 |