米にはまいったね。平成5年と同じ状態だよ。こんなに続くとはね。毎日、天気予報を見ている。やっぱり、でももしかしたらと思いながら、1日、1日と延び延びになった。これから穂が出てくるやつが一部の望みだが、おそらくダメだろう。
低温と日照不足。低温に弱いのは穂の赤ん坊で、減数分裂期に低温が続くとお腹にいる時点で死んでしまう。7月下旬から8月の頭は17度以下の低温が続いた。花が咲いているように見えてはいても、すでに花粉は死んでしまっているかもしれない。それに、早稲系統は穂が出てからの積算温度が900〜920度必要だが、山間部は秋が早い。その温度が確保できなければ青穂になってしまう。
7月下旬ごろまでは田を20センチぐらいまで深水にして、水の中に穂の赤ん坊を置いておくことで守ることはできる。でも、それより上に行ってしまったのはどうにもならない。稲が濡れどうしでイモチ病も発生しやすいが、それは予防薬を入れている。できることはやってきた。それでも、どれが災いするかは想像がつかない。おそらく悲惨な結果
になるだろう。
そろそろだっぺな。仲間うちでは、そう話していた。5年に1度さわる冷害があって、10年に1度ぐらいはまいったなあというものがある。このところ、今年は今年はと思いながら暑い夏が続いてきた。今年は、タイ米を食った平成5年からちょうど10年だった。
あの時、1反歩あたり2俵半(150キロ)の米がとれた。でも、精米したけれど食えない。処分して、米を買って食った。自分らで食う量
なんっていうのはたかが知れている。ただ、農家の一番のベースである米がとれなかった、という精神的なものがある。それがほかにも影響する。
おてんとう様のこと。だれも恨みようがない。稲刈りになるのか、藁刈りになるのか、穂が垂れる9月半ばにならないと、はっきりしたことはわからない。
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