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わが家の朝食

 わが家の朝はずっとパン食だった。たまにパンを買い忘れた時はホットケーキを焼くし、日曜にワッフルを焼いたりすることもあるが、基本的に朝はトーストで、ご飯はお弁当がサンドウィッチの時ぐらい。それだって「朝はパンじゃないと調子が出ない」と、不評の声が多かった。
 ところが5月から、朝食がご飯に変わった。お腹の調子の悪い家族がいるので、前々から、玄米食にしてみようと提案していた。しかし、玄米食=おいしくない、のイメージがあって「ご飯はおいしい白米がいい」と、当事者を含めた家族の反対に遭い、玄米食は暗礁に乗り上げていた。
 でもその当事者も背に腹は替えられなくなり、それにここ数年の辛抱強い説得もあって、試験的に3カ月、朝食をパンから玄米に変え、できれば昼食も玄米に、そして夕食は白米にするという妥協点に行き着いた。

 玄米食への興味の理由はいくつかある。なかでも、ベストセラーになった『病気にならない生き方』の著者で、世界で初めて内視鏡での大腸ポリープ切除に成功した新谷弘美さんの言葉が大きい。
 「人の顔に人相があるように、胃腸にも胃相、腸相がある。よい食生活を送っている人の胃相、腸相はきれいで、とても健康です」と、玄米などの穀物食、野菜と果物、動物性は魚介類を中心にした食事を勧めている。
 玄米は試しに圧力鍋と炊飯器で炊いてみたが、手間のかからない炊飯器に軍配が上がり、午前7時に炊きあがるようにセットしている。味噌汁を作り、魚を焼き、納豆やのり、たけのこ煮などが並んだ朝の食卓は、不思議に日本人を意識させ、新鮮に感じる。食後は番茶をいれるが、その後、なぜか家族全員、モーニングコーヒーを飲む。
 始めてまだ半月。あと2カ月半続けられるか、はなはだ心もとない。
 
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(大越 章子)




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