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イラスト 若松 光一郎  
 吉田 民子

 「日々の新聞」を読み始めて1年近くになる。いわきを離れて半世紀にもなろうとしているのに、その時間と距離が一気に縮まったような気がする。母や妹が暮らす“いわき”は今も私にとって大切なふるさとなのだという感じが強まった。最近のことは忘れても懐かしい地名やあの横町、人の名前などが瞬時によみがえってくる。
 そんなふるさとの今はどうなっているのかと1つも見落とさないように隅から隅まで読む時間は楽しい。広告までしっかり読み終えた後は、いろんなおいしいものを同時に味わえたような得した気分になる。それはこの新聞が地域の単なるニュースペーパーでもなく、お買物案内のようなタウン紙でもない“広くて狭い”いわきにこれほどまでにこだわって編集された独自のコミュニティ紙だからなのだろうか。
 読み応えのある投稿記事、広告主、記者の熱い想いや遊び心もギュッと詰まっていて、ワイワイガヤガヤ賑やかだ。読んでいるこちらも心を動かされたり、憤慨したり、熱くなったりと忙しい。そして色々なことに改めて気付かされる。
 ここまで迫っている不安いっぱいの医療問題。身近な家族がいつまでも健康であって欲しいと願いつつも、これでは不安だ。非常に厳しい市の財政に関しても、市民でさえ知らない“いわき市のお財布”の中身まで読者だから知り得た。沢山のことを気付かせてくれるこの新聞の読者が大幅に増え、近未来、意見を出し、行動もする、手出し口出しの市民が多勢となり、市議会の傍聴なども日常茶飯事のこととなるようなパワーが生まれてきて欲しい。
(川崎市在住)

 日々の新聞の広告は、人類愛と慈悲に満ちた犠牲的精神のスポンサーによって成り立っています。ほとんどは年間契約による固定広告で、単発ものはほとんどありません。ですから、少しでも効果 があるように、広告として品良く自己主張し、爽やかな風が吹くように工夫しています。
 最初に説明するのは「枠を買っているわけですから読まれるもの、見て楽しいものにしましょう」ということです。そこから知恵を絞り、イメージや内容の検討に入ります。「日々の新聞は広告の方が面 白いね」と言われることもあります。そんなときは嬉しいやら悲しいやら、複雑な心境になります。
 いま、市内で行われるさまざまな情報を先取りして一括して掲載するペーパーの準備をしています。イメージとしては以前作っていた「DUO」の拡大・充実版と考えてください。もちろん、日々の新聞との差別 化を図り、ヴィジュアル優先で行くようになると思います。「DUO」を休んだときの「いつの日か…」という約束が果 たせそうです。

(編集人 安竜昌弘)



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