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イラスト 若松 光一郎  
 夏井 芳徳

 『日々の新聞』第123号(2008年4月15日号)では、「行政力」についての特集が組まれ、里見潤氏(小名浜まちづくり市民会議初代会長)と仲野治郎氏(いわき市行政経営部長)へのインタビュー記事と、在流吾氏の論説が掲載された。
 これらの中で、私が特に注目したのは里見氏へのインタビュー記事だ。氏はこれまで国や福島県、いわき市など、行政との「協働」作業に取り組みながら、小名浜のまちづくりを進め、成果をあげてきた中心的なメンバーの1人だ。
 その里見氏はインタビューの中で、市民と行政の協働によるまちづくりについての明確なシステムの構築やエンパワーメントの必要性などに触れ、また、市民と行政の関係についても「これからの時代、行政は最低限の住民サービスと責任を持って住民の安心・安全を守ることに特化され、それ以外は地域住民が考え、それを行政が支える小さな政府を志向するところが多くなるのではないか。それが理想だとは思うが、よくわからない」と述べている。
 紙面に掲載された里見氏のコメントは、これまで幾多の局面で行政との協働作業を進めてきた自らの経験に基づいて発せられたもので、深い示唆に富む。また、氏はインタビューの中で、協働のまちづくりのさらなる推進に向けた具体策を提示し、それと同時に自分自身の内なる思いについてもコメントしている。そして、それらの逐一を『日々の新聞』の記者は、その微妙なニュアンスまでをも含め、紙面上に見事に描き出している。
 ところで、市民と行政の協働によるまちづくりについては、市が設置した「いわき市出先機関再編市民委員会」の中でも、現在、活発な議論が行われている。関心のある方は市の公式ホームページ上に公開されている市民委員会の会議録に目を通されてみるとよい。
(いわき明星大学人文学部 非常勤講師)

 アリオスの1次オープン以来、何回か足を運んでコンサートを聴き、取材をしています。これからあのホールをどう活用していくのか、それは市民の手にかかっています。「鉄は熱いうちに打て」ではないですが、自由な雰囲気が漂いスタッフにも緊張感がある、いまのうちに忌憚のない意見を寄せ、みんなのホールにしていく必要があると思います。ホールと市民が一緒に育っていくのがいいのではないでしょうか。
 ちょっと残念だったのが、ミュージアムショップ。「音楽ホール内ショップ」としてのこだわりが足らないような気がしました。コンサートを聴くというのは非日常の特別な日です。「いい日だったから記念に」と、音楽好きの老若男女が何かを探せる店になってほしいと思います。

 今号は印刷所の休みの関係で30日ではなく1日発行になりました。ご了承下さい。

(編集人 安竜昌弘)



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