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「音 楽」 詩 粥塚
伯正
小石川
上小川
相国寺東門前
神楽坂
前橋
上小川
麹町
喜久井町
そして、
上小川
下石神井
比叡山
本覚院
これらの地の名を巡り
一本の河としてそそぎこんだ
松禅院。
あなたは
身体をまっすぐに
据えたのだった。
ひとところにいるという、過酷な旅。
詩を書く行為は、
詩 そのもの、存在となり、
柔らかいものは
柔らかいままに、
透きとおるものは
透きとおったまま、
あいまいなものは
あいまいなままに、
それらすべての有様が
融けあう、
朧夜!
朧夜!
あなたは虚空より
誕まれたての
真珠のふくらみをもって
地上に降りてくる。
今宵、
月は天にあり!
あなたの詩を書く
手は、
月をわしづかみにして
懐に入れる。
ああ!
天上の音楽が
いっせいに鳴りだす!
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