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週刊アスキーで紹介されました。

読売新聞福島版で紹介されました。

 「脱原発世界会議」(14、15日、パシフィコ横浜)を取材した。参加者は2日間で12000人。会場は人でごった返していた。告知や情報のやりとりは、ほとんどインターネットだったというから、いまの時代を象徴している。権威的でも、かたちにとらわれるわけでもなく、「知りたい」「伝えたい」「考えたい」というシンプルな思いが充満していた。

 勝手に切り取られ、ひとり歩きを続けている「フクシマ」。そこには、浜通りも中通りも会津地方もない。みんな「フクシマ」としてくくられ、放射能に汚染されてしまった地として受けとめられている。
 自分のこととして身につまされたからだろう。その4文字に何とも言えない違和感を感じる。一方で「ヒロシマ」や「ナガサキ」、「オキナワ」がほんの少しだけ近づいた。そして、これまでいかに原発や放射能、戦争についてに無関心だったか、他人事として意識の外に追いやっていたのかを、思い知らされたのだった。

 正面切って尋ねられたた。
 「原発に対する立ち位置は? 脱原発ですか、それとも原発容認ですか」
 正直言って、白か黒かを単純に決めてほしくない。イデオロギーの対立による排除の論理もいやだ。利害関係でレッテルを貼り、敵視して足を引っ張る。そんな不毛で理不尽なことをどれだけ見てきたことか。だから、多様な価値観を認め合いながら、腹を割って議論すればいい、と思う。
 でも、現実を見れば答えはひとつしかない。原発事故によって、どれだけの人が普通の生活を奪われたのか、健康を脅かされようとしているのか…。すべてを失って自分の生まれ育った場所に帰れない人のことを思えば、それは明らかだ。原発がある限り、事故による放射能の恐怖は、これからもはてしなく続いていくのだから。原発はもうこりごりだ。

 会場で痛切に感じた、福島とそれ以外の人たちの温度差とあまりに違いすぎる切迫感。それは、つねに放射能と向き合っているものと、そうでないものの皮膚感覚の違いなのだろう。ギャップがかなりあった。
 いま、密かに福島第2原発の再稼働がささやかれている。これだけの仕打ちを受けながらそれを許してしまったら、福島は、いや日本は世界中の物笑いの種になる。二度と同じことが起こらないように真っ先に声を上げ、「ノー」を突きつけるのは福島の人たち以外にはない。




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