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週刊アスキーで紹介されました。

読売新聞福島版で紹介されました。

 全国的にこの季節一番の冷え込みになった11月20日、川前町下桶売志田名に出かけた。冬になると雪で覆われ、なかなか訪ねられないので、その前にと思ったからだった。いつものように鹿又渓谷沿いの細い県道を車で上って行くと、途中、気温3℃の表示が見えた。外に出るとかなり寒い。大越勝彦さんの家に立ち寄って現状を聞いたあと、大越キヨ子さん(68)の家に向かった。
 原発事故後、キヨ子さんは父の清美さん(90)と母のフク子さん(91)の3人で暮らしている。訪ねるとだいたい、清美さんとフク子さんが玄関そばの茶の間で、テレビを見ている。この日もそうで、キヨ子さんは下の畑のハウスで農作業をしていた。
 大好きな野菜作りは事故のあと、まったくできなかったが、数年前からハウスのなかで家族の分だけ作り、できた野菜は二本松の放射能測定所に送って、測定してから食べている。田んぼでは牛に食べさせる牧草を育て始めた。

 キヨ子さんは事故直後から毎日、午前と午後の2回、購入した線量 計で地区内の10カ所を測定してきた。しかし、このところは測定してもあまり数値は変わらず、いまは年に数回の測定と、外出する際にたまに車を走らせながら測っているだけだ。
 事故直後、低い所でも毎時2μSv、林道など高い所で5μSv以上あった。いまは室内で0.1〜0.2μ Sv、高い林道で0.5〜0.8μSvぐらい。繰り返し行われてきた除染は、今年いっぱいで終了する。山で囲まれている地区なので、あとは山を除染しない限り、時の経過以外に大きな数値の変化は望めない。
 いま、志田名で暮らしているのは二十数世帯のうち、20世帯・40数人。ほとんど高齢者で、子どもなど若い人たちは避難したまま戻って来ない。キヨ子さんの家でも同居していた娘と4人の孫は広島にいる。事故当時、小6、小5、小4、小1だった孫たちは高3、高2、高1、中1になり、一番上は九州も視野に大学進学を考えている。
 キヨ子さんなどが運転する車のほか、清美さんとフク子さんの移動手段はラクーター。たまに茶飲み友達もラクーターでやってくる。

 事故から7年近くになるが、とりわけ食べ物など体に入るものに、キヨ子さんは気をつけている。作物を育てる際には、まず畑の土を測ってもらい、収穫した野菜も生と乾燥の2つの状態で測定してもらう。飲み水など生活に利用している井戸水も、毎年の測定を欠かさない。周囲の人々にも測定を勧め、自分のものと一緒に二本松に送っている。
 結果はND(検出限界値以下)が多いが、いくらか数値の出ているものもある。なかでもミョウガやシソの葉はわりと高く、志田名のものではないがキノコは論外。それに、志田名のある家庭で水道水に利用している沢水は、飲み水どころかお風呂にも利用を止められている。
 キヨ子さんの信念を支えているのは、地区の人々が自主的に力を合わせて作った「放射能汚染マップ」。額に入れていまも茶の間に飾ってある。学び、現状をきちんと把握し、どうするべきかを考える行動の原点でもある。
 「いくら大丈夫だと言われても、やっぱり少しでも数値があると食べたくない。安心して食べられるのが一番おいしい。野菜を作って気晴らしして、たまに湯本にいる孫に会いに行くのが楽しみ」と、キヨ子さんは話す。状況を受け止め、明るく暮らしている。





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