248:アニメーション制作

 

アニメーション制作

 

 岐阜県の高校生たちと「清流の国ぎふ文化祭2024」の広報を目的としたポスター、アニメーションの制作を行っています。私からコンセプトのテキストを渡して、そこからイメージを膨らませて、ポスター用のビジュアルと15秒から30秒のアニメーションを制作してもらい、それらをネット上で発信していきます。生徒数は60名! つまり60種類の表現が発信されていくということです。
 これらのワークショップは授業と連動して、私が高校を訪問して、オリエンテーション、講評会をしながら進めていきます。さらに、この展開は連続もので、テーマのテキストは4種類(アニメーションはそのうち3種類)あり、定期的にテーマを発表していきます。年間を通して、スキルを習得しながら、自身の世界観を社会へ直接発信していくという進め方で、これまでになかった広報の方法であり、県が主催する国民文化祭ならではの県民と共に次世代の文化を創出していく発想です。
 このチャレンジを行っている高校は岐阜県立各務野高校情報科で、日本でも先端的にデジタル表現メディアを授業に取り入れている高校として知られています。高校生たちに出したテーマテキストはこんな感じです。
 「No.1/ここから」みなものひかりにさそわれて/きがつくとわたしはここにいた/いのちはぐくむみなもとの/こころうみだすせせらぎの/しんのちからにみたされて/わたしはあなたにあいにいく。
 「No.2/らしさ」わたしはあなたに会いに行く/まだ見ぬわたしに会う為に/わたしが出会う一人一人のその人らしさが/わたしの自分らしさを育ててくれる/互いがいるからこそ/自分らしさを感じることができる/あなたを探しながら…/私は少し背が伸びたようだ/気がつくと/私の周りには色々な流れ(らしさ)/が集まってきていた。
 「No.3/Beyond」よーし!
/みんなで行こう!/All to
gether now/まだ見ぬ世界を見に行こう!/Beyond theho
rizon/Beyond the blue sky/知らないことがある場所に/わからないことがある場所に/まだ見ぬ自分がきっといる。   

                                     (アーティスト)