第425号

 特集 なり町へ秋を探して

 コロナ禍で遠出自粛の日々が続いている。でも、秋晴れの日は外に出たくてうずうずする。そんなときにお薦めなのが、車での隣町ツアー。コロナ対策を万全にして出かければ、気分も少しは晴れる。好天に恵まれた5日、古殿町(石川郡)、鮫川村(東白川郡)を訪ね、秋を探しながら時の移ろいを感じた。

古殿八幡神社

 建立は平安中期で950年の歴史を持つ。名物は200年のイチョウの木と小林和平作の狛犬。実に独創的。流鏑馬は台風19号とコロナで、2年連続の中止に。

さめがわ豆新聞 高木 千春さん

 今年1月に創刊した地域紙。高木さんは地域紙、雑誌編集を経験して、地元鮫川村で新聞を立ち上げた。1000世帯の鮫川村で300部発行している。高木さんの思いを取材した。

強滝のこと

桃飯房 sone

映画「フラガール」のロケ地

  

 記事

このいちねん 台風19号被害(3)

鎌田 真理子さんのはなし

 医療創生大心理学部教授の鎌田さんは、市の台風19号検証委員会の委員を務めた。情報の伝え方や避難方法、行政と市民の役割など、鎌田さんの思いを聞いた。

矢吹 貢一さんのはなし

 県会議員の矢吹貢一さんはこの20年、夏井川水系河川改良促進期成同盟会会長として夏井川とかかわっている。これまでの夏井川の整備状況、昨年の台風19号での被害やこれからの夏井川について考えを聞いた。


よみがえった馬落前88体尊

 古文書を研究している吉田忠正さんと吉田充さんが、永崎と中之作の境の小高い山にあるとされる「馬落前88体尊」を見つけた。その場所には、79体と石碑2体があった。


私の本棚

『われわれはいま、どんな時代に生きているのか
 岡村昭彦の言葉と写真』
  戸田昌子 監修
  赤々舎  2750円(税込)

 連載

戸惑いと嘘(59) 内山田 康
時間(2)


阿武隈山地の万葉植物 湯澤 陽一
(22)ユズリハ


ひとりぼっちのあいつ(3) 新妻 和之
路傍の石たる祖母


もりもりくん カタツムリの観察日記⑩ 松本 令子
コーヒーカップ・ダンス


DAY AFTER TOMORROW(213) 日比野 克彦 
ヒビノを保存する

 

 コラム

月刊Chronicle 安竜 昌弘
時代のうた
いまも体の中に棲みついているリズミカルな筒美サウンド