第427号

 特集 今福龍太さんのはなし 土と水と風と光と暮らすこと

 文化人類学者で批評家の今福龍太さんが11月末、いわき市立草野心平記念文学館で「『宮沢賢治 デクノボーの叡智』~〈土〉と〈水〉と〈風〉と〈光〉と暮らすこと」と題して話をした。土、水、風、光は万物の根源の四元素。今福さんの話の内容を紹介する。

万物の根源の四元素
天球の音楽
童話「インドラの網」
わけがわからない
コロナの時代の宮沢賢治

 記事

古地図を手にいにしえの平を歩く

 古い磐城平城下の地図を元に、城の縄張りに詳しい中山雅弘さん(勿来関歴史文学館長)から、城を中心としたまちづくりの変遷を聞いた。


レクイエム

画家 鈴木 邦夫さん
2020年11月26日没 享年88

 いわき美術界の縁の下の力持ちともいえる邦夫さん。近くに住んでいた若松光一郎さんに誘われて新制作展に作品を出し始めた。こだわりとセンスの人、邦夫さんの人生を振り返った。


一期一会

歌手 エナ ひろしさん

 コンビニエンスストアの経営者でありながら74歳でクラウンからオリジナル曲でのメジャーデビューを果たした、エナひろしさん(本名・吉田浩)。その原点は、生まれ育った小さな港町、折戸と中之作。自作詩の「大漁さんま船」にその思いが込められている。震災・原発事故当時は、広野に店を出していて、その体験も語ってもらった。


シネマ帖

ラストレター

 監督の岩井俊二さんは宮城県仙台出身。仙台一高から横浜国立大に進学し、映像の道に進んだ。仙台と白石が舞台のこの映画には、岩井さんの宮城愛がぎっしり詰まっている。


ギャラリーみてある記

松井秀簡展
 ~1月19日 いわき市勿来関文学歴史館

 連載

戸惑いと嘘(61) 内山田 康
時間(4)


阿武隈山地の万葉植物 湯澤 陽一
(24)コウヤマキ


ひとりぼっちのあいつ(5) 新妻 和之
英語、手つかずの荒野


もりもりくん カタツムリの観察日記⑫ 松本 令子
やわらかいうずまき


DAY AFTER TOMORROW(214) 日比野 克彦
接続は呼吸

 

 コラム

月刊Chronicle 安竜 昌弘

ジョンの命日
僕にとって音楽はコミュニケーション ただ人々と対話したいんだ