第440号

 特集 市議会全員協議会 海洋放出について

 東京電力の福島第一原発の敷地内のタンクに保管されているトリチウムなどを含む汚染水(以下、汚染水)を、政府が4月に海洋放出する方針を決定したことについて、いわき市議会全員協議会が6月23日に市議会議場で開かれた。市議たちの質問と国、東電の回答を紹介する。

 鈴木 さおり議員(創世会) ほんとうに人体に安全か
 西山 一美議員(志帥会) 処理した核物質の処分は
 小野 潤三議員(志帥会) なぜ福島の海なのか  
 菅野 宗長議員(共産党いわき市議団) 一方的な押しつけでは 
 石井 敏郎議員(自民党改革の会) 汚染水を流さないで  
 塩沢 昭広議員(公明党) 処理水への理解が必要

 記事

県原子力損害対策協議会「代表者会」のこと 村岡 寛さん

 汚染水を海洋放出する政府の方針の決定後、初めての福島県原子力損害対策協議会「代表社会」が6月15日、福島市で開かれた。県老人保健施設協会監事として代表者会に出席した村岡福祉医療総合研究所所長の村岡寛さんに、会義の様子や話し合われた内容などを聞いた。


海洋放出をどう思いますか④

 
戸澤 章さん


葉田野 眞佳さんの日々

 いわき市常磐に住む葉田野眞佳さんは、動植物に囲まれ、ガラス玉を作る。いわき市平出身だが、沖縄に10年、金沢で4年生活し、いまもその土地の文化や人々との交流を大事にしている。そして那覇市の協働大使でもある。コロナ禍での日々をどう暮らすのか。眞佳さんを取材した。


往復葉書  いわき市民↔いわき市

「いわき市ではワクチン接種の体制をだれが、どう考えて決めたのですか」。そんな質問が読者からあった。新型コロナウイルスワクチン接種プロジェクトチームのリーダーの馬目秀幸さんに、いわき市のワクチン接種の体制づくりの考え方や経緯、現状を聞いた。


ギャラリー見てある記

「野口雨情の童謡普及—童謡 青い目の人形と渋沢栄一—」展
 北茨城市野口雨情記念館 ~7月25日

 連載

戸惑いと嘘(64) 内山田 康
太平洋(2)


阿武隈山地の万葉植物 湯澤 陽一
(37)ヒルガオ


ひとりぼっちのあいつ(18) 新妻 和之
それがどうしたの?


時空さんぽ 再び 〜磐城平城を訪ねて(6)
其の五 掻槌小路


ぼくの天文台 粥塚伯正余話(9)
父への思い

 コラム

月刊Chronicle 安竜 昌弘

五輪考
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