特集 寺史から見える地域 『小名浜浄光院誌』より |
いわき市小名浜古湊に浄光院という真言宗智山派のお寺がある。この夏、浄光院(久野真琴住職)は『小名浜浄光院誌』を刊行した。著者は、いわき歴史文化研究会代表の小野一雄さんと歴史研究家の佐藤孝徳さん(故人)。構想から約25年もの長い年月をかけて作られ、一般的な寺史とは違ってまちの歴史や人々の暮らし、文化などにふれている。本が作られた経緯や久野さんたちの思いなどを紹介する。
『小名浜浄光院誌』のはなし
従来とはまったく異なった寺史を作ろう
浄光院のはなし
観音堂から始まった歴史
小名浜八景のこと
露沾と俳人たちの交流から生まれる
八景を探して
すっかり変わってしまった風景
小名浜のこと
内陸部の住民が海の近くに移動
記事 |
衆議院選 2021
福島五区は自民現職の吉野正芳さんが8回目の当選を果たした。野党統一候補の養蚕新人、熊谷智さんは55000票強を集めたが及ばなかった。背景などについて書いた。
秋吉 久美子さんのはなし(上)
吉野せいのこと
第44回吉野せい賞記念講演会として秋吉さんが話した。演題は「女優という人生」の予定だったが、秋吉さんが『洟をたらした神』を読み、その気高い生き方、美しい言葉や文章に共感し、作品について語った。
日々の本棚
『すごいトシヨリ散歩』
池内 紀 川本 三郎 著
毎日新聞出版刊・1870円(税込)
投稿 先﨑 千尋さん
「東北」は東京の植民地―河西英道『東北史論』から学ぶ
未来に向かって扉を開いていく
連載 |
戸惑いと嘘(73) 内山田 康
幾度も越えられた無数の浜辺(5)
阿武隈山地の万葉植物 湯澤 陽一
(46)ノコンギク
ひとりぼっちのあいつ(27) 新妻 和之
校長講話の原点
時空さんぽ 再び 〜磐城平城を訪ねて(15)
其の十四 桜町
DAY AFTER TOMORROW(225) 日比野 克彦
美術館と野外の関わり
展示室の作品と屋外の朝顔がつながった
コラム |
ストリートオルガン(165) 大越 章子
森は海の恋人
人のこころのなかに木を植え、森をつくる