第451号

 特集 理解を深めるために 2 海洋放出問題

 これ以上海を汚すな!市民会議(織田千代、佐藤和良共同代表)と経産省資源エネルギー庁の担当者との3回目の「廃炉・汚染水 説明意見交換会」が11月27日、ラトブ6階のいわき産業創造館で開かれた。タンクにためられているトリチウムなどを含む汚染水、海洋放出、陸上保管、県民公聴会の開催などをテーマに市民会議のメンバーが疑問を投げかけ、資源エネルギー庁原発事故収束対応室長の福田光紀さんが答え、説明した。

タンクに貯蔵された汚染水の現状

意見交換会での市民会議と国の主張
 トリチウムについて
 海洋放出の政府決定について
 タンクの陸上保管について
 廃炉の最終形について
 公聴会の開催について

 記事

私の見方

ポストコロナの時代を生きる
 設計専攻建築士 小野田 博さん(投稿)


高橋源一郎さんのはなし

 作家の高橋源一郎さんの後援会が11月28日、いわき市立草野心平記念文学館で開かれた。演題は「未来から来た詩人 草野心平」。その内容を紹介する。


中部博さんのはなし(上)

西岡恭蔵とその時代
 『プカプカ 西岡恭蔵伝』を上梓したノンフィクション作家・中部博さんが講師となり、11月23日に蔵カフェ大学(備中屋本家斎菊)で話した「現代の吟遊詩人・西岡恭蔵を語る」を要約してまとめた。今回はその(上)で、次回は(下)を紹介する。


日々の本棚

『プカプカ 西岡恭蔵伝』
 中部 博 著
 小学館刊・1980円(税込)

 1999年4月に50歳で自死してしまった西岡恭蔵の人生とカウンターカルチャーとして出てきたフォークの歴史が語られている。


シネマ帖

梅切らぬバカ
 自閉症の息子と将来を心配しながら日々を送る母の思いを中心に、近隣住民との関わり合い方を剪定できずに路地に出てしまっている梅の木を息子と重ねている映画。障害を持つ人に対する社会の壁は、まだ厚くて高い。

 

 連載

戸惑いと嘘(75) 内山田 康
神の死と主権の秘密(1)


阿武隈山地の万葉植物 湯澤 陽一
(48)ヒノキ


ひとりぼっちのあいつ(29) 新妻 和之
「帰さない」


時空さんぽ 再び 〜磐城平城を訪ねて(17)
其の十六 久保町


DAY AFTER TOMORROW(226) 日比野 克彦

日比野研究室
いったん区切りをつけさらなる発展へ

 コラム

ストリートオルガン(166) 大越 章子

Father tree
万本桜の山に家族で植えたヤマザクラ