特集 山口弥一郎と岩手 |
山口弥一郎は1940年(昭和15)3月、岩手県立黒沢尻中学校(現在の黒沢尻北高校)に転勤し、15年間暮らした石城(現在のいわき市)から黒沢尻町(現在の北上市)に移り住んだ。石城時代に始めた三陸津波の調査を続けるとともに、旅人の学から寄寓者の学―と研究の歩みを進めた。1943年(昭和18)には『津波と村』を出版。津波の研究を主に、岩手での6年をたどる。
北上山地西麓への転居
新しい家庭
寄寓採録と終戦
昭和の三陸津波調査のこと
『津波と村』のこと
福島県立博物館主任学芸員 内山 大介さんのはなし
弥一郎の没後、ノートや原稿、写真、蔵書など膨大な調査研究資料が残され、福島県立博物館主任学芸員の内山大介さんは2015年から、資料を所蔵する磐梯町と協力して整理をしている。内山さんに残された資料や弥一郎さん、2月に出版される本(『山口弥一郎のみた東北』)などについて聞いた。
日本民俗学会会長 川島 秀一さんのはなし
東日本大震災後から3カ月後、日本民俗学会会長の川島秀一さんは東京学芸大学教授の石井正己さんと、弥一郎の著書『津波と村』を復刊した。川島さんに復刊の経緯や、弥一郎の思いなどを聞いた。
記事 |
佐佐木 頼綱さんのはなし
歌人・佐佐木頼綱さんが12月28日、兎渡路の家で「視覚障害者と短歌」と題して話した。北原白秋や柳原白蓮など、晩年に視力を失った人たちの短歌を紹介し。視覚障害者が表現する短歌の可能性について解説した。
連載 |
阿武隈山地の万葉植物 湯澤 陽一
(50)サカキ
ひとりぼっちのあいつ(30) 新妻 和之
堕落御洒落
時空さんぽ 再び 〜磐城平城を訪ねて(19)
其の十七 高月
DAY AFTER TOMORROW(227) 日比野 克彦
マチスとヒビノ
マチスの切り絵を見ながら制作した
コラム |
ストリートオルガン(167) 大越 章子
絵本『海のアトリエ』
大切な人とのふくよかな時間