第476号

 特集 田口亮男の植物研究

 120年前に植物を採集し標本に残した田口亮男。その業績はいま、福島大学の黒沢髙秀教授によって整理研究が進められ、少しずつ明らかになっている。来年1月日まで福島大学付属図書館で「120年前の福島県の海岸植物展」が開かれているのを機に田口の植物研究の一部やその人生を紹介する。

 プロローグ 

 田口亮男のこと 

 120年前の福島県の海岸植物展 

 噴火から20年後の磐梯山北側斜面と裏磐梯の植生について

 わが地方の植物名の方言

 迷信のはなし

 記事

鈴村稔さんのはなし
 
鈴村稔さんが12月18日まで、いわき市平のヤマニ書房でウクライナ支援展を開いた。これから各地に広げていくという。鈴村さんのウクライナとの縁、思いを取材した。


箱崎文應大僧正のこと

 厳しい回峰行を何回も成し遂げた箱崎文應の人生に興味を持った鈴木秀夫さんが昨年伝記をまとめた。その思い、箱崎文應の生涯を紹介する。



ギャラリー見てある記 石川貞治展


メトロノーム 

廃案になった意見書
砂を噛むような思いが続いている


 連載

戸惑いと嘘(89) 内山田 康
遠くから島を振り返る④

阿武隈山地の万葉植物 
湯澤 陽一
(72)ミル

パンドーラーの箱(9) 福島の海から考える 天野 光 
汚染水の海洋放出 東電の新たな2022年11月申請 


 コラム

月刊Chronicle 安竜 昌弘

この12年
空き地に広がる太陽光パネルの波
挙げ句の果てに岸田政権は原発回帰