第486号

 特集 心平の海

ことしは草野心平の生誕120年。その記念展「草野心平の詩 海は己の海鳴りを聴き」が6月25日まで、いわき市立草野心平記念文学館で開かれている。テーマは心平の海の詩。その中にはビキニ環礁での核実験に抗議する内容のものもある。約70篇のうちのいくつかを紹介しながら、心平と海の関わりを考える。れた展覧会を紹介しながら、画家たちの行程を追った。

 試作を始めたころから晩年まで題材に
 心平と海の詩
 詩「自炊の家」
 心平と機司の交流
 世界の海に思いを馳せる

 記事

湯澤陽一さんのはなし

長年、植物の調査や研究を続けてきた湯澤陽一さん(89)が『福島県の万葉植物たち』(歴史春秋社)を出版した。湯澤さんにとって3冊目の本で、150程の植物が万葉集の歌と写真とともに掲載されている。出版を機に湯澤さんと植物の関わりをたどった。

 石丸小四郎さんのはなし 抱える問題は山積している
 澤井正子さんのはなし 貯まり続ける放射性廃棄物


メトロノーム 負のスパイラル



シネマ帖 「生きる LIVING」
2つの映画を見比べて死と生を考えた

 連載

戸惑いと嘘(100) 内山田 康
人間・社会・自然②


阿武隈山地の万葉植物 湯澤 陽一
(80)アシ(ヨシ)


パンドーラーの箱(14) 福島の海から考える 天野 光 
ストロンチウム90の海洋放出

 コラム

ストリートオルガン(181) 大越 章子

牧野富太郎と福島
五日程かけて浜通りで植物採集する


木漏れ日随想(1)佐藤 晟雄
舟越保武との出会い