第491号

 特集 海洋放出 より深く知る

 

流し始めたらどうなるのだろう。
東京電力の福島第一原発の敷地内のタンクにためているトリチウムなどを含む汚染水の海洋放出が8月末にも始められようとしている。円卓会議での専門家などの指摘を紹介するとともに、漁業者たちの思いを伝える。

海洋放出がいつ終わるのか見通しは立たない
福島円卓会議の2回目
福島県の廃炉安全監視協議会で検討されていること、7月に出されたIAEAの報告書のポイントなどについて考えを述べ合った。

福島県の廃炉安全監視協議会で話し合われていること
福島大学共生システム理工学教授 柴﨑直明さん

7月に公表されたIAEAの報告書について
福島大学環境放射能研究所所長 難波謙二さん

宮城からの報告
みやぎ生協 コープふくしま副理事長 河野雪子さん

 

約束はきちんと守ってもらいたい
海洋放出が近づくなかでの思い
地元の漁業者代表として交渉に当たってきた野﨑哲さんと要請を受けてメディアで積極的に発信を続けている柳井孝之さんから話を聞いた。
福島県漁連会長 野﨑哲さん
小名浜機船底曳網漁協理事 柳井孝之さん

漁業者だって、みんな反対なんだから
松川浦のアオサノリとアサリのはなし

風評って何を基準に判断するの
北茨城の漁業者のはなし

相馬市の松川浦
 記事

ささめやゆきさんのはなし
「ささめやゆき物語」が9月10日まで、仙台文学館で開かれている。会場では、これまでに描いた絵本の原画やなどが展示されている。7月22日にはささめやさんのトークがあり、自らの絵本のことや絵を始めたきっかけなどを話した。

好きなことをしていればなにかがみつかる
アートが持つ力
絵を描くということ
『マルスさんとマダムマルス』のこと
『ぼくのイラストレーション的自叙傳』

仙台市文学館で話すささめやゆきさん


 連載

DAY AFTER TOMORROW(246) 日比野 克彦
小値賀島となでしこ
初めて来た土地の知識が知恵になっていく 

阿武隈山地の万葉植物 湯澤 陽一
(85)ヌルデ