第494号

 海洋放出から1カ月

 トリチウムなどを含む汚染水を海に流し始めてから1カ月が過ぎた。九月二十三日には、福島大学の研究者たちが立ち上げた「復興とは色の両立とALPS処理問題を考える福島円卓会議」の第4回会議が福島市の杉妻会館で開かれ、1回目の放出について、それぞれの立場から現状を説明した。

問題にどう取り組むかを考える時期
福島大学共生システム理工学類教授 柴﨑直明さんのはなし
福島大学食農学類准教授 林薫平さんのはなし

意見
これは賠償できない問題です
青山学院大学名誉教授 本間照光さんのはなし

「食べて応援」は長続きしない
福島漁連理事 柳井孝之さん
相馬市のスーパー 中島孝さん

質疑
ロンドン条約について
トリチウム濃度について
漁連会長の発言

 記事

湯本駅前の再生問題
JR湯本駅前の再整備が進められている。区画整理の手法を使って交流拠点施設を建設する計画。湯本の町は今後、どうなっていくのだろうか。 

湯本駅前の整備で変わる一番町
じょうばん街工房会長 小泉智勇さんのはなし
和菓子の久つみ 九津見淑子さんのはなし        


蔡國強インタビュー
少年の好奇心と自由な魂を持つ




 連載

阿武隈山地の万葉植物 湯澤 陽一
(87)バイカモ

木漏れ日随想(5)佐藤 晟雄
我が心の歌「荒城の月」(鶴ヶ城)


 コラム

刊Chronicle 安竜 昌弘

鬼海弘雄の写真展
浅草寺境内で仮面を被っていない地の人間を撮影し続ける