特集 88年前の地図 |
明治大火と空襲で焦土と化した街
昭和11年(1936)発行の平市街地の地図がある。当時の世相は日本がロンドン軍縮会議を脱退し、2.26事件があり、戦争へ突き進んでいた。この88年の間に平の町はどう変わったのか。この地図を読み解くとともに馬目順一さん(82)、山崎慶一さん(95)から話を聞いた。
馬目順一さんのはなし
震災で町が大きく変わった
馬目さんは染色業を営むかたわら歴史、特に考古学の研究者として知られている。
山崎慶一さんのはなし
建物が新しくなると前の記憶が消えてしまう
山崎さんは平古鍛冶町にある塩屋山崎合名会社の代表で、
明治に建てられた古い建物で暮らしている。
記事 |
子ども被曝裁判 仙台高裁の判決
論理の破綻がいくつもある判決
東京電力福島第一原発の事故のあと、子どもの被曝を避けるために適切な対応がとられず無用な被曝をさせたとして、福島県内に住んでいた子どもと親が国や県に賠償を求めた「子ども脱被ばく裁判」の親子裁判の控訴審が12月18日、仙台高裁で行われた。石栗正子裁判長はその訴えをすべて却下した。
西山美香さんのはなし
なぜ声を上げられないの
西山さんはえん罪のために12年間も服役させられていた女性。この裁判に関わっている井戸謙一弁護士によって再審の扉が開き無罪になった。この裁判を支援している。
弁護団による判決理由説明
「ふくしま平和訴訟」の原告が上告を断念
安保法制は憲法違反として裁判で闘ってきた原告団は、控訴審での敗訴を受け、敗れたとは言え憲法判断にまで踏みこんだ二審判決を残す意味から最高裁への上告を断念した。今後は新たな国民運動を展開していくという。
連載 |
阿武隈山地の万葉植物 湯澤 陽一
(93)イチョウ
木漏れ日随想(11)佐藤 晟雄
忘れ得ぬ思い出の山
パンドーラーの箱(20) 福島の海から考える 天野 光
放射線量とは何か
コラム |
言葉をかみしめる
裁くものは必ず裁かれる それが歴史である(むのたけじ)