第503号

 特集 湯ノ岳ものがたり

湯ノ岳は標高593.6mの信仰の山。昔から山伏などが修行した山として知られている。道が雪に残る7日、湯ノ岳を訪ね、いまの物語を拾った。

「旅人牧舎。」のはなし
馬とふれあい、いのちを感じてほしい
牧舎を営んでいるのは装蹄師の八木沢一気さん(30)。引退競走馬2頭とポニー1頭、柳3頭を飼っている。場所は元レストランだった湯ノ岳中腹。さまざまな人たちが交流できるコミュニケ―ションの場にしたい、との思いがある。

湯の岳山荘のこと
なくしてしまうのは惜しい
市営施設だった湯の岳山荘の用途廃止で存続の危機を迎えている。引き受けてくれる民間業者を募っているが、現状は厳しいという。

湯ノ岳の今と昔
風力発電の工事で一般書が減った
湯のだけの中腹にアル石橋さん宅を訪ね、周辺の今と昔について聞いた。風力発電の工事で一般車両の数が減っている。

 記事

88年の地図

問屋や市場として栄えた四町目
平の四町目は比較的古い店が残っている。宍戸屋、丸伊酒店、関内薬局を訪ね、店の歴史やまちへの思いを聞いた。

松崎倫久さん(宍戸屋)のはなし
魚の問屋から乾物屋へ

篠原敬子さん(丸伊酒店)のはなし
この辺りは問屋街でした

関内太輝さん(関内薬局)のはなし

まちがたり
Bag gallery VEGA
駅前は賑やかで活気があった
いわき駅前のラトブの2階にある「Bag gallery VEGA」が2月末で閉店することになった。平ステーションビル「ヤンヤン」時代から50年近く平の駅前で商売してきた店主の伊藤孝雄さん(72)に話を聞いた。


PERSONA 武藤比呂子さん 陶芸家 70歳
楽しいもの、自分で作りたいものをゆっくり作る
クラシックな子供服をモチーフにした「掛け花入れ」や陶器と毛糸によるピンクッションなどを作る武藤さんの陶芸人生を聞いた。


 連載

阿武隈山地の万葉植物 湯澤 陽一
(96)シカラシ

木漏れ日随想(13)佐藤 晟雄
友よ



DAY AFTER TOMORROW(252) 日比野 克彦
振れて動く
視覚と聴覚の共通項である振動を共有する

 

 コラム

ストリートオルガン(187) 大越 章子

山の上ホテル
東京の真中にかういう静かな宿があるとは