第508号

 特集 趙大鵬先生の地震のはなし 12年経って

東北大学大学院の趙大鵬さんを12年ぶりに訪ねた。趙さんのグループは東日本大震災後、「地震波トモグラフィー」という方法で地価の状態を画像化し、ヨーロッパの専門誌に「福島第一原発で直下地震が起きやすくなっている」という趣旨の論文を発表した。今年に入って能登半島地震など大きな地震が起こっているなか、この12年の研究でわかったことなどを聞いた。

地震が発生する危険性のある場所を把握


はじめに
大地震のほとんどはプレート間地震
東北地方の三種類の地震
内陸地殻地震
沈み込んでいるプレート内地震
おかしい地震

地震の研究について語る趙さん
 記事

いわきエブリアのこと

運営会社の変更でテナントが撤退
テナントが思うように入らないいわきにあって、いわきエブリアが大きな岐路に立っている。運営会社の変更で既存テナントが次々と撤退し、いまはがらがらの状態。「6月に再オープンする」というのだが…。


地域発――豊間のいま
 
住民主導のまちづくりで人口が戻ってきた
3.11で八五人の犠牲者を出した豊間地区のまちづくりが活発だ。世帯数は震災前を追い越し、歌会子育て世代の移住も目立つ。住民主導のまちづくりを貫いて成果を出している豊間地区の現状を取材した。

 

 


また、くまのはなし 

あなたな好きな詩を教えてください
3月1日、常磐湯本町浅貝と川前町小白井でくまの目撃情報が相次いだ。湯ノ岳で十数年にわたってくまの痕跡を記録している三浦芳治さん(71)にくまのこうどうなどについて話を聞いた。


詩と音楽の集いのこと

あなたな好きな詩を教えてください
「草野天平・梅乃が愛した詩と音楽の集い」が4月21日、東京都世田谷区のサローネ・フォンタナで開かれた。25年目の節目の会。メンバーたちが自分が好きな天平の詩を披露した。


日々の本棚
『ジジィの文房具』
沢野ひとし著
講談社


わたしの本棚
『おばあちゃんの庭』
文・ジョーダン・スコット
絵・シドニー・スミス
偕成社


シネマ帖
「コット、はじまりの夏」



 連載

木漏れ日随想(17)
去りゆく日々


 コラム

刊Chronicle 安竜 昌弘

文房具依存とは 

まず使い込んで自分に合ったものを
探していくその道程が大事