第513号

 特集 かづゑ的 熊谷博子監督のはなし

人は生き抜いていくために何が必要か

日本で初めて開園した国立のハンセン病療養所「長島愛育園」は瀬戸内海に浮かぶ島(岡山県瀬戸市)にある。宮崎かづゑさん(96)は10歳から80年近くそこで生きてきた。その生活を8年にわたって追い、カメラに収めてきた映像ジャーナリスト熊谷博子さんがドキュメンタリー映画「かづゑ的」としてまとめた。熊谷さんの舞台あいさつをまとめた。「かづゑ的」は七月一日までまちポレいわきで上映されている。組みも紹介する。

かづゑさんとの出会い
8年の撮影
かづゑさんがいかにしてかづゑさんになったか

宮崎かづゑさんのこと

 記事

白水阿弥陀堂のハスのはなし

池を美しく保つための方策が必要
阿弥陀堂のハスが咲くなってほぼ3年。少しずつ復活の兆しが見え始めている。そこには高坂小を中心にした小学生たちの思いがあった。これからは市の管理の仕方や考え方が問われることになる。ハスを巡る物語を紹介する。

88年前の地図

白井家と草野家のはなし
豪邸が壊され、そしてだれもいなくなった
白井遠平が亡くなって92年。その後白井家はどうなったのか。遠平の孫である阿部コトや草野悟郎が生まれ育った草野家(通称・表)も含めて関係者から取材した。
白井本家のいま
本郷の草野家のこと

収蔵庫のはなし その3

郡山市は現在、市の中心部(麓山地区)に公文書館を兼ねた「歴史情報博物館」を建設している。その経緯や概要、収蔵庫について紹介するとともに、法政大学主催のシンポジウムや公立博物館対象のアンケート調査の結果、識者のはなしを紹介する。

郡山歴史情報博物館のはなし
震災を機に新たな施設整備へ

全国の博物館を対象に行ったアンケート調査結果のはなし
収蔵庫の満杯が明らかに

識者のはなし
いわきにも博物館が必要です

内郷地区の小学生たちが植えた白水阿弥陀堂のハス
 連載

木漏れ日随想(22)佐藤 晟雄
懐かしの名曲喫茶



DAY AFTER TOMORROW(257) 日比野 克彦

作品「種は船」のこと
これまでの記憶を運び、新たな街での記憶を積み込む
 

 コラム

ストリートオルガン(192) 大越 章子

Secret Garden
ストーリーテラーが物語を語っているよう