498号

城下町・相馬を散策する 498号

 新地の漁師、小野春雄さんの取材の途中、相馬に寄って町を散策した。相馬氏が長く治めた城下町。町の中心には中村城跡があり、いまは相馬中村神社と城址公園になっている。公共施設もその近くに集まっていて、建物のデザインも古風で趣がある。道路は一方通行が多く、往時を偲ばせる。また、二宮尊徳が飢餓や飢饉で苦しむ村々に対して仕法(村興しの有効策)を行った土地としても知られている。昼食は「割烹やました」で天ぷらを食べた。仲居さんたちはすべて和服で、ご飯は「福、笑い」。とても美味しく贅沢なランチになった。  

(編集人 安竜昌弘)

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