7月20日 今日で5日目の莇平で大地の芸術祭の準備、今年は3年に1度のトリエンナーレの年なので、いつもよりやることが多い。想像する家というタイトルの作品を学生の協力を得て制作中。制作といっても8割は家の掃除。15年ほどの空き家を改装してアーチストレジデンスとしようとしている。芸術祭会期中は外壁内壁にみんなで絵が描けるような仕掛けをするために、部屋の壁にホワイトボード床を貼ったり、外壁には白いトタンを貼って、からーマグネットを貼れるようにした。家を掃除していていらなくなった箪笥を使って、作品を作った。それはダンボールを表面
に貼って赤く塗って、ピアノになった。
7月22日 お墓開きを行った。昨年亡くなった母のお骨を真新しい墓石の中に入れる。南無阿弥陀仏と私が書いた文字が石に彫られている。墓石は四国香川のあじ石。土台の石垣に岐阜石を使った。岐阜石というのは岐阜城が建っている山の石で、色が複雑で、庭石に使われることが多い。わたしもいずれかここに入る。
7月24日 富山県滑川にTANeFUNe
に乗りに行く。種は船は舞鶴から新潟を目指すアートプロジェクトである。行先は新潟港。この日は富山湾に沈む「埋没林」を探しに海に潜った。
7月27日 ロンドンオリンピック開会式を見る。その演習はものすごかった。7時に始まって、9時〜12時半までがオリンピック開会式だが、時間の長さを感じさせない素晴らしい、開会式であった。
7月12日 ドイツ・カッセルに「ドキュメンタ」を見に行く。
8月2日 名古屋港から仙台に「とうほくのこよみのよぶね」の活動で応援者とともに船で移動する。行先は仙台のとなりの市町村の「多賀城市」。
8月4日 浅草ゲートホテルがオープン。レストランとロビーに絵を描きました。内田繁さんデザインのホテルです。是非一度! スカイツリーが真正面
に良く見えます。今日はそのお披露目のパーティーで懐かしい仲間にも会えました。
8月6日 TANeFUNeがついに新潟港に入港しました。5月19日に舞鶴を出港して32の港を寄港して無事に到着。種と同様、たくさんの記憶がこの船に積み込まれました。この記憶を海からの観点の提言として私たちの生活に新たな視点を与えるようにするための構造を考えなくては…これからがもう一仕事です。
8月8日 藝大で隅田川ルネッサンスの打ち合わせ。9月の神輿を10月に隅田川に浮かべようという企画。学生たちを集めて協力を要請しました。概ね良好。東京都美術館で9月15日まで行われている「都美ものがたり」に私の卒業制作が展示されているのを見に行く。32年前に都美で発表した作品です。つい昨日のよう。あっというまに時間は過ぎていくなあ。さてさてこれからは何が起こるのやら。
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