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 パネルディスカッションは市民の会副代表の村岡寛さんをコーディネーターに進められた。村岡さんがテーマに挙げたのは(1)地域医療の崩壊をどうとらえていくべきか(2)医療崩壊をどう防ぐのか(3)市民が医療崩壊を食い止めるために何ができるのか――の三つ。それぞれのパネリストの考えをまとめた。



■小高病院を守る会事務局長
 高野 逸夫さん


 小高病院を守る会は昨年11月に設立し、これまでに7回、会合を持ちました。そのうち4回は地域を回り、医師と患者の信頼で医療が行われるための、市民の意識改革をしました。目指すは医師が働いていたい地域です。守る会のモデルは兵庫県の柏原病院の小児科を守る会です。
 小高病院は昭和33年、診療所としてスタートしました。35年に町立病院となり、町の中核病院でした。平成18年に小高町が南相馬市になり、その時、医師は6人いました。20年には4人、そして今年4月からは2人になる見通 しで、小高病院がなくなるのではと心配していました。
 そんな時、院長が「わたしがいなくなったら、病院はなくなってしまう。だからわたしは去ることはできない」とおっしゃいました。わたしたちはその心に打たれ、守る会を設立させたのです。いま、市民にできること。それは医師の心をつかむことだと思います。



■前共立病院副院長・看護部長
 藤枝 弘子さん


 医師だけでなく看護師も不足しています。これまで医療の現場から意見を出さなかったのではないかと思っています。わかってほしいというアクションを起こすことが足りなかったのではないかと。
 どうしたら長く医師が診療に励むことができるか。それは労働条件を担保することだと思います。医師も看護師も24時間寝ないで働くことは無理です。共立に来る患者は夜まで専門医を求めます。診療体制を説明し、医療者の労働条件を確保することが必要です。
 いわきも医療難民の患者が出ています。市政にその現実を言っていかなければなりません。市民もその現状を知り、訴えていくことです。それを首長がどれだけ大変に考えるのか。三次医療をしているにもかかわらず、共立病院の建物は耐震構造になっていません。その間、地震がないことを願います。


■いわき市医師会副会長
  松崎 博光さん 


 いわきは何でもかんでも共立病院です。当面 、そして長期的にどうすべきかを考えていかなければなりません。急性期医療だけやったら、医師や看護師は大変です。民営化しろと総務省の圧力もかかります。民営化したら一次、二次、三次ととにかく患者は全部診ますになります。年間、赤字分の30億、40億円ぐらいは出すか、それともつぶすかは、市民が決断するのです。
 常磐病
院の次に来るのは共立病院。経営優先の病院が常磐病院を引き継ぐと、共立病院自体もつぶれます。そういう方向を望んでいる人々もいます。ここでどういう選択をするかです。
 鉄道の駅もない北海道の別海町立病院は「あの病院に行きたい」という医者の待機者がいるそうです。行政が病院を大事にする。事務局長人事は病院に愛情を感じている人を選ぶ。でも経営は黒字にはならず、2億円を補てんしている。構造的な赤字だから、町民を守るためには当然と太っ腹です。赤字を騒ぐと医者はいやになります。
 都留市の市立病院は10年以上、黒字が続いています。市長と病院長は「職員が役所を向いて仕事をしないように」と言っているそうです。最後は人。頑張っている所にはしくみと心意気があります。医者もそういう所では「よし、やってやろう」と思うのです。
 公的医療体制は政府の方を向いているので、ここ10年ぐらいは悪くなるようです。公的病院の衰退は痛いし、みんな困っています。いわきは引っ張る産業がありませんから、医療を産業にしていくのもいいでしょう。
 地域医療振興協会というのがあります。破綻した自治体病院を買い取って、経営しているそうです。キーパーソンの存在、首長の熱意、そして黒字が見込める病院を買収し、医者は自治医科大から出しています。  市民が自己変革してレベルアップしないといけません。市民がどう動くのか、分岐点です。



■本田 宏さん  

 日本は財政赤字の数字を出すだけです。そして天下りは一切減らしません。マスコミが本当のことを言っているとは限りません。偉い人が来て話していても、本当のことを言っているとは限らない。
 だまされないで、少し勉強してください。市民がクレーマーにならないと。本当の市民になるのです。それがいま、市民にできることです。世の中の動きに敏感になること。広い視点で考えないといけません。








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