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 市がぎりぎりまで動かず、オープンまでの引継ぎ時間が短くてトレーニングができなかったので、4月は外来の待ち時間が3時間にもなって混乱しました。引継ぎ期間を考慮して患者さんに薬を出したので、オープン後、薬を取りにくる日が重なって、患者さんが集中してしまったこともあります。
 次回の日にちをずらすなどして、待ち時間はだいぶ短くなり、いまは落ち着いています。8割は市立の時からの患者さんで、民間移譲を機にほかへ行ってまた戻って来た人もいて、ときわ会になっても3000人近くはそのまま通 院しています。
 外来の体制はそんなに変わっていません。眼科がなくなりましたが、診療科はほぼ同じです。東京から週に2日来て内視鏡検査をしている消化器科の医師が常勤になり、外科医が複数になったらと思います。いまは外科がぼく1人なので、午前中に救急を受けると、その間、患者さんを待たせてしまいますし、手術の時はお手伝いの医師をお願いしています。
 病棟は補助業務の人が増えて、看護師さんが仕事をしやすくなりました。療養型のようなところではおむつの交換もしてくれ、夜も一緒にやってくれるので、看護師さんはこれまでと同じ人数でももっと別 なことができます。市立の時は給与体系の関係で、補助業務の人を増やすことはできませんでした。
 市立の時は7年間、新人の看護師さんを入れずに共立病院から異動させて、3分の2以上が40歳以上でした。今回、その人たちがあちらに異動になったので、共立病院も大変だと思います。医療政策が変わらないなら、公立病院は独立法人にしないと無理だと思います。
 市立病院時代、スタッフたちに公立病院の意味を問いかけたことがあります。民間がやらないことをやっているのならいいですが、それはやっていません。
  福島県立医大や東北大学は大学自体で医師の確保が大変なので、医師は東京から連れてくるしかありません。東京でも充足率は8割です。内科は少しずつ充実していますが、外科は少ないです。学会では20年後には外科医はいなくなるのではないかと言われています。背景には女性医師が増えていることがあります。
 ただいくら医師不足とは言っても、誠意を持って働いてくれる医師じゃないとだめです。周りの影響もあるので、だれでもいいというわけではありません。1人違った人がいると腐ったりんごが周りに影響を与えます。
 そのためには医師をつくらないといけない。切磋琢磨して、医師を選べるようにならないと。それには既成の大学で医学生を1、2割増やしていく。4、50年後には医師があまる時がきます。厚生労働省の言う「医師は多い」には根拠がありませんでした。
 医療はみんなで育てていかないといけません。自分たちの将来の問題なので、正しいことをきちんとやらないと、いい医療は求められない。  市立病院のころはベッド利用率が90%でしたが、いまはほぼ満床。透析患者の入院が多いです。四階の急性期病棟はかかりつけの患者は断りません。回転もいいし、順調にいっています。病棟も4月、5月は互いの患者を把握しながらだったので、ノイローゼになった看護師さんもいました。
 今月の当直は僕が3回、ほかの医者も2回ぐらい。以前は6回の人がいました。土、日曜には常勤医師はやらず、東京の医師に来てもらっています。ただ、かかりつけの患者の場合は主治医が出向いて行って対応しています。東京の医者は専門外は診ません。当直だけで来ている人は内部がわからないので「できるだけ断らないように」と言っています。
 うちは、いわき泌尿器科という特殊性があるので、来春、透析センターができるとかなりの数の患者さんを診ることになります。糖尿の合併症、循環器、悪性疾患などがこの病院だけでやれるように、そして消化器外科と呼吸器外科もあったらいいです。それがいわきのなかできちんとできると、共立病院も楽になると思います。
  ときわ会は大きな病院をやってきたことがないので院長の舵取りが大事と思っています。育てていかないと。何とかやっていけます。事務は3、4人でやっています。いかにこれまで無駄 な文書を作ってきたのか。ほんとうに大事なことがやれていたかでしょう。
 ポストができれば減らさないし。理屈ばかりで医師と看護師がしばられて、スピードがまったく違う。院長に人事権はなく、予算を立てて市長、議会に上げなければなりませんでした。
 とにかく医学生を増やすことをしても10年かかります。新しい病院ができてもすぐに魅力はできませんし、いまの施設環境では伝わりませんが、整備されると魅力は出てくるはずです。そこまで、ぼくは頑張りたい。それでないと残った意味がなくなってしまいます。いい病院をつくって「うちはこうやっている」と訴えられる病院にしたいです。







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