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宮崎 祐子

 先日、散歩の途中で知人と逢い、話に花が咲いて楽しかったのですが、段々深刻な話になり、暗い気持ちになってしまいました。
 私の年齢はといえば、知人に逢うと「今月の検査の結果はどうでした?」があいさつ代わりの、病院の検査結果 を話題にしたり、老人医療に関心を持つ年頃です。
 散歩時の話に戻りますが、知人曰く、睡眠中に胸の痛みで目がさめることが何度か続き、共立病院で受診しようとしたが、受付で紹介状の有無を聞かれ、結局、受診できずに帰って来てしまった、とのことです。その知人は紹介状がなければ受診できないことを知らなかったそうです。
 私も昨年、深夜に胸の痛みで目覚めましたが、痛みはすぐに消えました。夜が明けるのを待って、かかりつけの病院に駆け込み、主治医の診察を受け、検査の結果 、心臓カテーテルの必要性が出てきました。
 それならばどこの医療機関で受けようかと、私なりにアンテナを張り巡らし、情報収集の末、共立病院の循環器の○○医師が有力候補のようでした。その旨を主治医に伝えて、共立病院に紹介していただくことになりました。
 数日後、共立病院の診察予約日時が決まったと、かかりつけ病院から連絡がありました。私自身、何もすることもなく、すべて病院間の連携で紹介状、フィルム、検査結果 を持参して受診の運びとなりました。
 共立病院の循環器の医師もやはり心臓カテーテルの必要ありとの診断で、その場でカテーテルの日時が決まりました。そして無事に終わり、検査結果 の医師の説明を主人と娘と私とでフィルムを見ながら聞きました。
 狭心症の一歩手前で、今なら投薬療法で済むという診断。大事に至らずに済んだのは、主治医とのコミュニケーションがよくとれていたことにもあると言われ、ホッと胸をなでおろし、家族と一緒に共立病院を後にしました。
 診察も受けられず、不安を抱きつつ帰宅した前出の知人と、晴れ晴れとした気持ちで帰宅した私との違いは一体何なんだろう、と考えました。私は十年来の慢性疾患のため、身近な病院で信頼できる主治医がいて、その主治医に検査指導を受け、大事に至らず済みました。
 だれもが健康で一生を終える保障はありません。もし、家族に病人が出たらどうしますか?
 いまだにいわきでは「病気になれば共立病院」の風潮が根強く残っているのではないでしょうか。厚生労働省の貧弱な政策(医療費抑制政策など)によって、医療機関をはじめ一般 の方にまでしわ寄せが来ているのも事実だとすれば、安心して診療を受けられるよう「いわき地域医療機関情報誌」なるものが各家庭にあれば…と願う昨今です。
(中央台鹿島・小鹿会ボランティア代表=投稿)







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