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 市立病院は病院事業管理者を置き、改革を進めていますが、もっと進みを速めないといけない。昨年度の決算で22億8000万円の赤字で、繰入金を含めると50億円になります。本年度はもっと悪くなりそうで、来年度には現金がショートしてしまうかもしれません。全国的にも突出して悪いです。
 総務省のアドバイザーによると、患者にたとえれば重病患者だそうです。とにかく人件費の額が大きい。共立病院の収入は平均的ですが、人件費が収入の6割を超えています。常磐病院は9割にもなる。このままの赤字が続けば、共立病院を閉鎖することにもなりかねません。
 それを避けるためにも、他の病院、開業医と役割を分担し、常磐病院のあり方も考えていかなければなりません。再編、選別をしないと存続は難しいです。トップが英断しなければなりません。



 まず地域医療のかたちを構築する、ということだと思います。かかりつけ医がいて、各地区に基幹病院があって、というかたち。かかりつけ医が責任を持って自分の患者を診てくれれば、コンビニ受診は少なくなるはずです。そうすれは救急の受け入れにも少しは余裕が出るはずです。市がコーディネーターになって病院、開業医をつなぐべきです。
 それを前提に市立病院は特化していくべきでしょう。単に国の制度のせいにするのではなく、今ある人材、設備を使って工夫を凝らし、自分たちでやり尽くせるところまでやってみる、そうすればある程度の財政投入は納得してもらえると思うんです。
 医師不足は北から探すのも手だと思います。いわきは、都会の医師にとってデパートも病院も学校もない、気候が良いだけのまち。リタイヤした優秀な医師を招くのも1つの手ですね。



 いわきだけの問題ではないが、公立病院はどうあるべきかだと思う。限りある医師の人材を有効活用するためにも、何でも屋ではだめで、公立病院は高度医療、救急医療、政策医療に特化する。それが最後の砦の役割でしょう。
 赤字のこともあり、行政としてやっていけるのか、公立でいいのかどうかなど、組織体制を見直すべき時期に来ているのではないでしょうか。ある部分は民間に委託することも必要でしょう。常磐病院も地域の人は「なくては困る」と言っている。温泉を利用したリハビリ施設にして、民間にお願いするのも一つです。
 共立病院は21世紀の森やサイクルパーク予定地だった場所などに移転、建て直して、新たな施設としてスタートすることを考えていかなければなりません。市民はいま、重大な病気は他地域の病院に行っている。安心してかかれる病院にしなければなりません。



 いわきの医療の一番の問題はやはり、共立病院の崩れでしょう。医者がいなくなっています。
 千葉県東金市に行って来ましたが、あそこでは市民運動が行われていて、医者を大切にする活動や、産婦人科のたらい回しの現状を第三者的に調査しています。市民レベルの意識を変えるのは難しいですが、そういう市民運動は医者を励ますことになります。
 共立病院を移転・新築すれば、問題がすべて解決するわけではありません。単なる移転・新築ではなく、体制までも考えたものでなければなりません。医者がコミュニケーション力をつける研修も必要でしょう。できるところからなら、市民運動をつくり上げることです。
 医者がこれ以上減らないようにどうするかです。救急とは夜間に受診できる病院と、勘違いしている市民もいるのではないでしょうか。市民の側にボールが投げられているような気がします。



 医療の問題は、いわきが抱える大きなテーマです。「赤字でもやむを得ない」という声がありますが、企業感覚で言えば自助努力は必要です。市民が納得する形でやっていくのは永遠の課題で、ベストな答えはないように思います。
 だれに聞いても、共立病院の方向性は同じです。高度医療、救急医療、政策医療。その住みわけに特化すべきです。開業医に任せられるところは、ある程度任せた方がいいです。
 医者がいない、そして患者が離れていくという悪循環。重大な病気だと郡山や東京の病院に行く人が多いようです。「共立で死ぬのなら…」ということが以前、言われました。病院の信頼を回復することが一番です。
 医療の問題はどのまちでも宿題です。例えばダメになっている病院を視察して、方向性を考えるのもいいかもしれません。ほかを真似しても解決はしません。



 一番は医師会と共立病院の連携だと思います。共立病院にいて開業している医師が多いわりに連携がスムーズにいっていないのが不思議です。困ると共立に患者を送っているのに、時々「共立批判」も耳にすることもあります。そんなときに溝を感じたりします。
 臨床研修医制度の弊害は事実ですし、究極的には国がどう動くかでしょう。だからこそ、国会議員、県議、市議が党派を超えてどうすべきかを考え、手を結んで行動しなければならないと思うんです。市が奨学金制度を設けましたが、医者になるまでには10年かかるんですからね。気の長い話です。
 市立病院は将来的には一市一病院でしょう。貨物ヤード跡地やサイクルパーク計画があった小名浜の金成地区など、移転新築の方針を早く決めていれば、候補地はいくらでもあったんです。大学病院との連携も1つの手です。





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