GIFアニメ 日々の新聞
CONTENTS オリジナルショップ
日々の新聞
風の通る家
いわきクロニクル
オンブズマン
編集後記
招待席

田人お伽草紙
草野天平の頁
HIBINO IN IWAKI
時のゆくえ
仲間たちの野辺送り
蔡國強といわきの物語
DUO
オリジナルショップ
定期購読
リンク集
 医師不足のなかで、安心して医療ができる態勢が確立されていません。それを作りあげることが急務でしょう。具体的には、勤務医の過剰労働への対応と待遇の改善になると思います。
 医師が気持ちよく働けるためには、病院の建て替えというのもありますが、いますぐ必要なのでしょうか。そうは思いません。建て替えたことで借金を背負えば、医師の待遇は改善されません。それでは建物はできたけれど、医師がいないという状況になりかねません。
 それよりも、何とかしなければならないこの医療の現状に、市民自ら行動することが必要です。しかし思っていても、なかなか行動には踏み出せません。だから、市民の声なき声をまとめ、一緒にやろうと発する人、団体がいま、必要なのでしょう。それは議会の役割ですが、そのことが十分に機能していません。市民の思いが医師をつなぎとめます。



 大事なのは情報開示だと思います。地域医療の崩壊を危惧しているのは行政と医師たちです。いわきの医療の現状を、市民にきちんと伝えるべきです。夏に、市長が救急車の適正利用を呼びかけました。すると、利用は少し減ったわけですから、情報を開示して、市民に認識してもらうことが必要です。
 市民の意識、それに医療も変化しています。内科であっても細かく専門がわかれていて、市民も専門性を求めています。しかし、これまでと同じような医療のかかり方をしていたら、地域医療は本当に崩壊してしまいます。
 共立病院の使命は市民の安心、安全を守るということですから、赤字が出ても仕方ありません。ただその程度が問題です。ハード面 を含め、今後のきちんとした計画を立てることが大事です。いのちを守ることは、自分のまちで完結できないといけません。。



 共立病院の再構築には、ひょっとして根本的な欠陥が潜んでいるのではないか、と思うことがあります。それは「いま議論している前提が的外れでは」という疑問でもあります。
 例えば共立病院は@市立病院A拠点病院B高度医療を持つ最後の砦C黒字であること、などが求められています。しかもいつ行っても診てくれるかかりつけ医的な機能も持っている。それを一つの病院に背負わせてきたわけです。その根本を見直す時期だと思うんです。
 共立が担うべきものの優先順位をつけて、他の病院を利用して救急のサテライト化などを図るのも一つの手でしょう。二次救急との協力・集約化です。さらに家庭医・総合医の活用・育成も共立への集中を緩和してくれます。
 医師が来る環境については、何を望んでいるのか客観的なデータ取りが必要だと思います。



 共立病院が地域中核病院の役割を果たせなくなっている。国策としての医療費の抑制、研修医制度改革での医師の偏在によるもので、アメリカ型の医療、保険を目指す国に、日本の医療は潰されている。自治体病院の統合・再編をいわきはどう突破していくかだろう。
 地域医療協議会を開き、小児科や産婦人科など進められてきたものもあるが、本質的なところで市、市立病院、病院協議会、医師会が立場の壁にぶつかっているのが現実。イニシアチブをどこがとるかだか、市長がスピーディーに一定の結論にもっていくということだろう。
 共立病院は管理者、医師や看護師、ほかのスタッフなどで「こう変えていく」というところまで行かないと。現場が立ち上がり、周りがどうフォローできるのか、市民が自分の命を守るためにどう立ち上がるのか。市民が立ち上がる時に来ている。いま、政治の不在を感じる。



 20年近く保育園の運営に携わってきたので、子どもたちとホームドクターとの関係をよく考えます。地域に根ざした医療をするかかりつけ医の存在が非常に重要です。「おばあちゃんの知恵袋」ではないですが、子どもたちを見守り育んでくれる医者の存在が必要だと思うんです。
 南部地区は小児科医や産科医が不足していて、特に拠点病院である呉羽病院には診療科目がありません。産科は開業医が一軒だけで、小名浜や平まで行っているのが現状です。医療の偏りを実感しています。
 父が2年前に癌で亡くなったんですが、早期発見のための態勢づくりも急務ですね。共立病院は高度医療に特化し、難しい患者を救ってもらいたいと思っています。耐震強度の関係で移転新築が叫ばれていますが、外側はもちろん、内部も立て直してもらいたいですね。



 医師不足は何が原因なのでしょう。研修医制度だけの問題ではないと思います。国の政策に目を向けてみなければなりません。医療費抑制に伴い、医大の定数は減り、さらに研修医制度ができ、地方の病院の医師が足りなくなりました。それに専門が細分化されています。
 そんな状況下で、勤務医の現状を知らせることが必要です。NPO法人をつくって医師の現況を発信できたらいいと思います。開業医の先生たちももっとやれる部分があると思います。
 共立病院がこれ以上、後退しないようにどうすればいいのか。名案はわかりません。ただ市民と医師たちスタッフが手をつながないといけないと思います。病院内部の状況はまだわからないことが多いです。労働条件など現象面 はわかっても、医師たちスタッフの声を聞いて、立て直しの案をみんなで探りたいです。





日々の新聞風の通 る家いわきクロニクルオンブズマン情報
編集後記田人お伽草紙草野天平の頁日比野克彦のページ
フラガールオリジナルショップ定期購読リンク集

 
  画面上へ