今年もオリジナルカレンダーづくりの季節がやって来た。日比野克彦、安藤栄作、田辺碩声・川島大佳、箱崎りえとつくってきたから6回目になる。思案した結果、来年は若松光一郎の具象デッサンで行くことにした。作家を選んで絵を探し、デザインを決める。その作業は結構楽しい。 若松はデッサンに定評があるだけにひと味違う。風景や静物を凝視し、グイとわしづかみにする。飄々としているようで力強く、しかも決して明るいわけではない。そこに具象から抽象へ移っていくうえでの苦悩や時代の変遷を見ることができて興味深い。