昨年の暮れに、東京からマチムラ君が高速バスに乗って遊びに来た。マチムラ君は大学2年生の夏、編集室に合わせて2週間ほど滞在し、ビデオカメラを片手に日々の新聞社、それにいわきを取材して、ドキュメンタリーをつくった。 その後、就職するか、大学院に進むか悩んだけれど、昨春から伊勢丹に勤め、新宿店3階の婦人服売り場にいる。最終的に伊勢丹を選んだのは、いわきでの取材が大きい。大黒屋が倒産して、デパートがなくなったまち。デパートは質のいいものを売るだけでなく、文化を発信し、まちや人をつくると、マチムラ君は気づいたという。 少し疲れているようだったけれど、駅前再開発のラトブを見て、地魚のお寿司を食べ、一緒にギャラリーを回り、大黒屋跡の結婚式場を眺め、プディングアリスでお土産を買って帰った。いわきが第2のふるさとになっているみたいで、うれしい。 マチムラ君からのお土産は、お父さんの実家「町村牧場」のバター。おかげで、朝食のトーストがとてもおいしい。