今年も年の瀬を迎えようとしています。除夜の鐘を聴きながら108つでは足りぬ煩悩の多さにタメ息をつきながら、この1年を無事過ごせた事に深い贖罪と感謝の念を抱く時期になりました。
今年もいろいろな方や料理、食材、ワインとの出会い、経験をさせていただきました。なかでも小林シェフと再会できたことは、今後のために非常に重要であったと思います。
今回ご紹介するドルチェは「トルタ・カルダ・ディ・ファリーナ・ディ・カスターニャ」、栗の粉を使った温かいパウンドケーキです。このパウンドケーキ、バターの代わりにマスカルポーネチーズを使っています。ベタつかない適度のコクと香りが、栗粉の香りを軽やかにしてます。
さらに提供する際には、カルバドスという林檎のブランデーをふりかけ、ビターチョコレートのジェラートを添えています。勿論パウンドケーキだけでも十分美味しいのですが、溶けたジェラートに少し浸して食べると、さらに違った美味しさが生まれます。できることならば食後酒と共に召し上がって頂けたらと思います。1年の締めくくりとして、少しアダルトなデザートを紹介させていただきました。
さて、この「日々の新聞社」の紙面に原稿を書かせていただくようになってから記事20数回、月日にして1年半以上が経ちました。
普段営んでいることや考えていることを文章にして皆様に読んでいただくという行為は、自分やお店のために良いフィードバックになったと思います。読んで頂き、書かせて頂いた事に大変感謝しています。
今回の記事をもちまして記事の連載は終わりとなりますが、お店の方ではさらに新しいデザートを楽しんで頂くよう、ご用意しています。
Buona fortuna,a prest,ciao! 皆様、来年も良い年でありますように。
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