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 ドイツの木のおもちゃを輸入して日本の店などに卸す会社「リトルドイツ」を営んでいる、四倉町のオーバーボイマー・ユルゲンさん(53)は北ドイツのウエストファーレン州で生まれ、育った。クリスマスにはやはり、ドイツでの子どものころのクリスマスを思い出す。

 ドイツでは11月26日以後の最初の日曜日からクリスマスの準備が始まる。最初の日曜日、テーブルにもみの木の枝で作ったリースを置き、ろうそくを1本ともす。次の日曜は2本、その次は3本、クリスマスに最も近い日曜には4本と、ろうそくの数は増えていく。
 サンタクロースの日の12月6日の前の晩には、子ども部屋に長靴を置いて寝る。すると翌朝、長靴のなかにチョコレートやみかんが入っている。サンタクロースの起源と言われる聖ニコラウスが来た、と子どもたちは大喜び。
 そしてクリスマスの3日前、ユルゲンさんの家では山から二メートルぐらいのもみの木を切って、いつも飾る部屋に運び、ろうそくで飾りつけをする。ドイツの田舎のオーソドックスなツリーで、ろうそくの火がモミの枝や葉を燃やし、火事も起きやすい。
 クリスマスのお祝いは24日の午後から26日まで。イヴの24日は午後4時ごろ教会に出かけ、自宅の家畜の世話をして、食事をする。子どもたちはツリーのある部屋には入れない。お父さんがこっそり部屋に行ってツリーのろうそくを灯し、食後、OKの合図とともにその部屋に入る。
 ツリーの下には生誕人形が飾られ、部屋のあちこちにプレゼントの山が置かれている。家族みんなで歌ったり、リコーダーを吹いたりしてイヴの夜を楽しみ、それからプレゼントをあける。
 25日は午前中に教会へ行って、昼食は親戚などが集まってクリスマスの豪華な食事。26日は母の実家などを訪ねる。
 国によって、クリスマスの過ごし方は違う。ドイツのクリスマスはシンプルで、静かなクリスマス。たぶんそれは、北ヨーロッパの暗さが関係しているかもしれない。重く、暗い冬だから、ツリーのろうそくの美しさが感じられる。ろうそくの光にまだ遠い春を、思う。

 ユルゲンさんはいわきで暮らして23年になる。19年前、ドイツから木のおもちゃを輸入して日本の店などに卸す会社を始めた。ドイツの木のおもちゃは安全でオリジナルで、自然にやさしい。このごろは他国で作っている会社もあるが、中心的に扱っているオストハイマー社はいまもドイツで手作りしているので、高価でもある。
 シュタイナー教育の影響で、木のおもちゃも想像力を育てることを大切にしている。美しいラインと色、木の手ざわり、それに自由さ。それは人間のこころの教育にもつながる。しかしユーロの値上げで仕入れ値は始めた時の2倍近くに上がり、それに中国製の安価なものが現れ、厳しい状況にある。
 会社を始めてから毎年、木のおもちゃのクリスマス展を開いている。今年も18日から24日まで、平サロンで開く。大変だけれど、1年に1度会える人たちもいて、開催しないと寂しいという。



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