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いまは心配性でいい

 『マイヤー夫人のしんぱいのたねは?』(BL出版)という絵本がある。大の心配性のマイヤー夫人は、オーバーのボタンが落ちそうだわと心配していたら、ケーキの干しぶどうが少なかったかしらと心配し、また少しすると髪の毛が妙にぴょんとはねているわと心配する。それから、庭の上をとぶ飛行機が墜落したらどうしよう、野菜畑が荒れてしまわないかしらと、心配の種を次から次に見つけ、心配が尽きない。
 20年前に書店で見つけ、このマイヤー夫人、わが家にもいる、と求め母に手渡した。マイヤー夫人の心配性も相当だが、母もかなりでエピソードは数知れない。心配性でありながら、抜けているところも多いので、家族はいろいろ振りまわされたあげくに、なんとなくみんなで笑って済んでしまう。
 ところがいま、年を重ねるなかでおおざっぱな部分が増大している母に反比例して、心配性になっている自分自身に気づく。強力なDNAのせいなのか、培われた環境がそうさせるのか、よくわからないけれど、いつの間にかそうなっていた。

 連日、新型コロナウイルスの報道がされているなか、信頼できる専門家たちの話に耳を傾けている。感染症の対策は最悪の状況を想定して、いまと今後を考え、準備し対策を講じるのだという。それが危機管理だ。
 しかし、いまの日本はどうだろう。現状さえ把握せず、耳ざわりのいい発信をして、後手後手の対応をしているように見える。原発事故での放射能もそうだが「あんなに心配して、さまざま注意して対策をしたけれど、何事もなくよかったね」と、あとでみんなで笑えたら、それでいい。その時、想定外だったなどという言葉は聞きたくない。

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