紙面を読んで From Ombudsman | 438号 |

箱﨑 典子
素敵な朗読者であった佐藤なな子さんが逝かれてからもう7回忌くらいになるかしら。没後、本紙の大越さんが彼女を悼む心温かい記事を書かれた。なな子さんとは何度も絵本の読み聞かせや朗読をご一緒したのに、亡くなる前1年近く、連絡や訪問をしなかった私は後悔の念を抱きながらそれを読んだ。
絵本に関わり始めたころお逢いし、意気投合して、それから間もなく立ち上げた「いわき絵本と朗読の会」に会員として、メンバーたちへアドバイスを、自らもお話会や朗読会に参加されて一緒に楽しんだ事を思い出す。なな子さんの朗読に魅了され、教えられた。
現在、前記の会と勤労者による「朗読サロン・ミモザ」を主人と共に主宰している。主人は代表として各種手続きや渉外関係を、私は朗読会内容の企画を、大喧嘩をしつつ、それを会員さんに笑われつつ、お陰様で17年目と8年目に入ろうとしている会である。これも、各々の朗読会を聞きに来て下さる地域の方々や、会員さんたちの情熱の賜と感謝している。
会の趣旨は、子供たちへは絵本を通して、生きる知恵と豊かな心創りのお手伝いを、大人には古今東西の文学作品を紹介することにより、人生の様々なメッセージを伝える声の使者として地域文化への貢献をする事である。声に出して文章を読むことは脳活に有効であり、又、作家たちの作品に改めて触れて欲しいとの願いもある。聞くだけでなく、自分も朗読をと興味を持っていただければ幸です。
さて、ここで全く別なことを!
前回の聚楽館の記事、私も同感です。その歴史と共にプラスαが欲しかったですね。ひかり座と聚楽館を行き来していたある時、リバイバル西部劇(大好き)3本立てを70円? で観て外に出てからは、だれがどれに出てどの場面がどの映画だったかゴッチャゴチャになりましたっけ。J・ウェインやH・フォンダほか大勢のスターに憧がれまくり、今でも昔の西部劇DVDは手離せないのであります。
(いわき絵本と朗読の会事務局)
そのほかの過去の記事はこちらで見られます。