最新号 561号
| 特集 中世のいわき 特別展「長福寺と薬王寺」から |
「いわきの古刹 長福寺と薬王寺―東海興津・密教研鑽」が7月20日まで、神奈川県立博物館で開かれている。鎌倉時代に全国に広がったとされる真言律宗。いわきには小川の長福寺を中心に六カ寺ある。鎌倉の極楽寺や称名寺との関係などを紐解きながら、関係者の証言でその時代のいわきを浮き彫りにした。
武士は神仏への帰依が厚く
その時代
中世とは鎌倉、南北朝、室町、戦国時代。岩城氏の動きを中心にまとめた。
小河氏のこと
小河氏とは常陸佐竹の嫡流で小川の諏訪神社や長福寺を建造した一族。茨城県奥久慈の大子町にも縁がある。
長福寺住職 鈴木慈海さんのはなし
本尊の像内から文書が見つかる
本尊(地蔵菩薩坐像)からが震災で倒れ、修復しようとして像の中から文書が見つかった話を聞いた。
真言律宗のこと
西大寺を律宗の本山として復興させた叡尊やその弟子忍性、禅意のことを調べた。
いわきの中世研究者 中山雅弘さんのはなし
宗派が固まったのは江戸時代
いわきの長福寺と薬王寺の歴史や中世の宗教の動き、岩城氏を中心とした主導権争いについて話してもらった。
金沢文庫主任学芸員 瀬谷貴之さんのはなし
いわきに残った律宗
金沢文庫のこと、極楽寺、称名寺の歴史、いわきの長福寺、薬王寺との関係などを聞いた。

| 記事 |
市民測定室だより(31)
最終、測定してデータを見続ける
ALPS(多各種除去設備)で処理したトリチウムなどを含む汚染水を海に流し初めてもうすぐ3年。いわき市民測定室たらちねの調査をもとにトリチウムの濃度の変遷などを見てみた。
PERSONA(ペルソナ)
浅井たけのさん 詩人 79歳
心残りはちゃんとお別れできなかったこと
浅井さんは23年ぶりに詩集『黒揚羽』を出した。二男が逝って7月14日が13回忌。突然死のため、きちんとお別れできなかった思いなどを、母の視点で綴っている。
| 連載 |
阿武隈山地の絶滅危惧種 36 湯澤陽一
ハカタシダ シダ類 準絶滅危惧
木漏れ日随想(68)佐藤晟雄
懐かしい映画「スティング」
DAY AFTER TOMORROW(280) 日比野 克彦
クリエイティブヘルス
「創造することは健康につながる」という考え方
| コラム |
月刊Chronicle 安竜 昌弘
鎌倉にて
地方の視点で歴史を紐解く面白さを知り
取材を深める
