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■日本詩人クラブ福島大会2025 5月10日午後1時半から、いわきワシントンホテルで開かれる。2部構成で、1部のテーマは「草野三兄弟の詩歌について」(民平・心平・天平を語る)。歌人の高木佳子さん、元草野心平記念文学館の学芸員・小野浩さんなどが、さまざまな角度から草野三兄弟について話をする。
 2部はアトラクションで、テーマは「吉野せい」作品について。いわき出身の女優・秋吉久美子さんと、いわき在住の詩人・齋藤貢さんが、いわきの農民作家として知られる吉野せいについて対談し、作品を朗読する。

■浮世絵展-隅田川でたどる江戸の暮らしと文化
 6月8日まで、茨城県天心記念五浦美術館で開かれている。北茨城市出身のコレクターによる浮世絵のプライベートコレクションの展覧会。歌川広重の隅田川の名所や歌川国芳がとらえた人々の暮らしなど約250点が展示されている。入館料は一般710円、70歳以上350円、高校生470円、小中学生240円。同展のチケットをペアで5組にプレゼンする。希望者はハガキに住所、名前、電話番号を明記して、〒970-8036、平谷川瀬1丁目12-9、日々の新聞社まで。締め切りは5月7日。

■谷川俊太郎 絵本★百貨展
 6月8日まで、いわき市立美術館で開かれる。昨年11月に92歳で亡くなった詩人の谷川俊太郎さんは1960年代以降、さまざまな絵描きや写真家と200冊ほど絵本を作ってきた。ことばあそび、ナンセンスの楽しみ、生きることの面白さや大変さ、尊さ、死や戦争などをテーマに、亡くなるまで絵と言葉の表現に挑み続けた。
 展覧会では約20冊の絵本を取り上げ、原画や映像、巨大な絵巻物などを展示する。入館料は一般1000円、高校・大学生600円、小・中学生400円。問い合わせは同美術館0246(25)1111。

■武井武雄展 幻想の世界へようこそ
 6月22日まで、郡山市立美術館で開かれる。武井武雄は大正から昭和にかけて活躍したマルチ・アーティスト。「子どものための芸術こそ、本物の芸術でなければならない」という思いから、童画というジャンルを発案した。
 武井は子ども向けの雑誌などで童画家として活躍する一方、版画家、デザイナー、玩具作家、教育者など多彩な活動を繰り広げた。故郷の長野県岡谷市のイルフ童画館の協力で童画や版画、本、玩具など約300点を展示し、武井の幻想的な世界を紹介する。入館料は一般800円、高校・大学生と65歳以上500円。問い合わせは同美術館024(956)2200。

■THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦
 5月25日まで、福島県立美術館で開かれている。渡邊庄三郎(1885-1962)は、17歳で横浜の浮世絵商に勤め、バレンで摺る木版画特有の美しさに魅了され、自ら版元になって鏑木清方門下の画家たちと新版画を創り出した。
 展覧会では、渡邊木版美術画舗の全面的な協力で、残存数が少ない初摺の渡邊版約180点を展示し、庄三郎の挑戦の軌跡をたどりながら新版画の魅力を紹介している。入館料は一般・大学生1000円、高校生600円、小・中学生400円。問い合わせは同美術館024(531)5511。