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■刀・刀・刀~いわきの刀剣
 9月19日から11月17日まで、いわき市勿来関文学歴史館で開かれる。いわきでは江戸時代に、複数の刀匠が活躍した。磐城平藩お抱えの刀匠・根本和泉守藤原國虎や鈴木加賀守貞則などで、その作品は現代まで大切に受け継がれている。
 同展では根本和泉守藤原國虎をはじめ鈴木加賀守貞則、藤嶋友重など、いわきで活躍した刀匠の作品を中心に、県指定重要文化財「太刀 無銘 一文字」や「脇差 銘 来国俊」など市内で受け継がれてきた刀、赤羽刀を合わせて八振を展示するとともに、日本刀の歴史も紹介する。観覧料は一般330円、高校・大学生220円、小学生170円。
 9月20日は午後2時から、文学歴史館に隣接する体験学習施設「吹風殿」で、将平鍛刀場刀匠の藤安将平さんと、県文化振興財団遺跡調査部副部長兼調査課長の吉田秀享さんが「いわきの刀工の作風」と題して対談する。聴講希望者は文学歴史館0246(65)6166まで電話で申し込むこと。定員25人で、先着順に受け付ける。当日は必ずマスクをつけて参加すること。

金子みすゞ 1923年
金子みすゞ著作保存会提供

■東日本大震災復興祈念「東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展」
 9月19日から11月1日まで、宮城県立美術館で開かれる。
 奈良の唐招提寺御影堂の障壁画と厨子絵は東山魁夷(1908-1999)が生涯で最も長い年月をかけて取り組んだ仕事。五室にわたる大障壁画は日本の風土の象徴としての海と山、鑑真和上の故国である中国の風景からなる。
 東山魁夷は日本、中国の各地を歩いてスケッチを重ね、何度も構成を錬って完成させた。展覧会では通常、年に数日しか公開されない障壁画全68面とともに、スケッチや下図なども展示し、10年以上にわたる制作過程をも示す。
 入館料は一般1400円、学生1200円、小学・中学・高校生700円。なお、新型コロナウイルスの状況によって変更になる場合がある。問い合わせは美術館022(221)2111。

■金子みすゞ展
 9月22日まで、いわき市立草野心平記念文学館で開かれる。没後90年の記念の企画展。幻の童謡詩人とも呼ばれた金子みすゞの作品は、没後50年を経て童謡詩人の矢崎節夫さんの尽力で再発見され、多くの人に親しまれている。
 企画展ではみすゞの3冊の遺稿手帳などとともに、26年の生涯と作品の魅力を紹介。また、みすゞと並んで「巨星」と称された、いわきゆかりの童謡詩人の島田忠夫にもふれる。
 入館料は一般440円、高校・大学生330円、小・中学生160円。9月19日は午後2時から文学館小講堂で、金子みすゞ記念館館長でもある矢崎節夫さんの記念講演会が開かれる。演題は「明るい方へ、明るい方へ。」。聴講するには申し込みが必要。問い合わせは文学館0246(83)0005。

■記念講演会「『明るい方へ、明るい方へ。』
  ~金子みすゞさんのうれしいまなざし」
 9月19日午後2時から、いわき市立草野心平記念文学館の小講堂で開かれる。講師は、金子みすゞ記念館館長の矢崎節夫さん。聴講希望者は、往復はがきの往信面に郵便番号と住所、名前(2人まで)、電話番号を書いて、〒979-3122、小川町高萩字下夕道1-39、草野心平記念文学館 金子みすゞ展講演会係まで申し込みこと。締め切りは8月22日(当日消印有効)で、定員は50人。聴講無料。

■愛国者に気をつけろ 鈴木邦男
 9月24日まで、まちポレいわきで上映される。監督は「ナオトひとりっきり」の中村真夕さん。長い間、右翼として活動してきた鈴木邦男さん、76歳。その活動範囲は広く、元赤軍関係者、元オウム真理教信者、グラビアアイドルにまで及ぶ。
 中村監督は鈴木さんに興味を持って2年間密着してカメラを回し、その思想遍歴をたどりながら、異論を排除する不寛容な今の日本と鈴木さんのボーダレスな存在とを対比させている。

■川口成彦 フォルテピアノ・リサイタル
 9月26日午後2時から、いわき市文化センター大ホールで開かれる。ワンコインプレミアムシートの2回目。ベートーヴェンの生誕250年を記念して、川口さんはフォルテピアノで、ベートーヴェンのソナタ第8番「悲愴」や第23番「熱情」などを演奏する。
 川口さんが使うフォルテピアノは1802年にロンドンのブロードウッドが作ったフォルテピアノの復元楽器。その年、32歳のベートーヴェンは耳の病などによる人生の苦悩から、家族に「ハイリゲンシュタットの遺書」をしたためたが、それでも音楽に身を捧げることを宣言した。
 チケットは全席指定で500円。電話と窓口で販売している。問い合わせはアリオスチケットセンター0246(22)5800。

■ルイジトコトナリー類似と異なり展
 10月11日まで、猪苗代町のはじまりの美術館で開かれている。顔に関するさまざまな作品を制作している、井口直人さんなど9組の作家を紹介している。観覧料は一般500円、65歳以上250円、高校生以下・障がい者手帳を持つ人と付き添い1人は無料。

■メスキータ展
 10月25日まで、いわき市立美術館。メスキータは19世紀末から20世紀前半にかけ、オランダで活躍した画家、版画家、デザイナー。展示されるのはドイツの個人コレクション230展で、日本では初めての回顧展となる。観覧料は一般800円、高校・高専・大学生500円、小・中学生200円。

「月夜」2002年、岩絵具・麻紙

■ニューアートシーン・イン・いわき 小板橋弘展
 10月25日まで、いわき市立美術館1階ロビーで開かれている。日本画の小板橋弘さんの展覧会。小板橋さんは1959年、宇都宮市生まれ。フリーのデザイナーとして活動し、20代半ばに独学で日本画の表現を模索。作画に集中するため、30代初めにいわき市川前町に移住した。
 電気も電話もない自然のなかで暮らしながら、デザイナー時代に培った感性や技術と日本の伝統技法とを融合させた新しい風景表現を模索。結婚を機に北茨城市関本町に移住した。手すきの和紙に墨や岩絵具で描いた海や山、空などの風景は穏やかで静かで、凜としている。展覧会では最新作を含む16点が展示されている。観覧料は無料。問い合わせは、いわき市立美術館0246(25)1111。