編集室から

川内村で心平を感じる 556号

 「草野心平と川内村」の取材で久しぶりに川内村を訪ね、その変貌ぶりに驚いた。村を太い道路が走り、山の松が大量に伐採されている。原因はマツクイムシ。異常発生したのだという。平伏沼のモリアオガエルに代表される自然豊かな川内のイメージとは、かけ離れた風景だった。
 目的地は天山文庫と長福寺。寺には、心平と交流があった辻まことと会田綱雄が眠っている。エピソードを聞くために現住職の矢内大丘さんとその母、真理子さんに話をうかがった。天山まつりでの思い出、納骨でのはなし…。あくまで自由人であり続けた人の姿が、話の端はしから浮かんできた。

(編集人 安竜昌弘)

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