omb532号

 紙面を読んで From Ombudsman532 

 

画・松本 令子

 

 高橋  淳子

 突然、安竜さんからの電話で「紙面を読んで」の原稿依頼がありました。その中で共通の知り合いである角田信孝さんの名前が出ました。もう25年近く前のことです。彼は湯本の町で和菓子作りの職人として店を営み、学校教育や町の発展にも力を注ぎました。個性が強く、愉快な人でしたが、若くして突然亡くなり、驚かされた事を思い出しました。
 今、彼が店を営んでいた湯本の町で駅前再開発整備の話が進んでいます。私の姉もその地で飲食業をしているのですが、昨年からほとんど話がまとまらず、その町で商売をしている方達にとって、納得のいく説明もないまま時が過ぎていると言います。昔からの店が不安を募らせ、移店や閉店を迫られているとのことです。
 先日、小名浜地区にサッカースタジアムを造るという発表がありました。5階建てのビルディング棟も建設予定の様です。いわき駅前、小名浜、湯本、四倉。今、いわきの町が変わろうとしています。再開発に向けてこの問題を直視し、従うべきなのか、逆らうべきなのかを、きちんと判断していかなければならない時が来ている様に思います。
 生まれた時から離れる事なく住み続けているこのいわきの地が、どの様に変化し住民にとっていかに住み良い町になって行くのか。私に残された月日の中でしっかり見届けて行こうと思います。
 日々の新聞はじめ地元に密着している報道関係の方々は、この問題を最後まで厳しい目で取材し、やさしく伝わる情報の提供を希望します。

(いわき市指定無形文化財 いわき絵のぼり、いわきだるま製作)


 

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