| 紙面を読んで From Ombudsman | 543号 |

大田原 邦彦
「『日々の新聞』を読んでの感想を書いてみませんか」とのお電話を頂いた。これまでに、届いている「日々の新聞」を読み返してみた。ふと気づいた。子ども達の話題・記事がほとんどない。なぜだ。
主たる読者が大人だから子ども達の話題がないのか。子どもに関連する職種の方々がいないのか。読者に子を親類に持つ方々がいないから子どもに関する記事がないのか。いわき市民は子ども達に興味関心がないのか。いや、「子ども」は誰にとってもとても身近な存在のはず。政治家の方々からは時々「子どもの案件は票にならないから」との言葉を耳にすることがある。では、新聞紙面で目にすることが少ないのはなぜなのだろうか。一般紙や報道メディアで交通事故等により死傷した時は大々的に報じられるが、子どもの未来が危ぶまれている事について新聞で報じられることは少ないように思われる。
今、小学六年生、五年生の子を持つ保護者にとっては、悩んでも悩んでも糸口が見つからない難題がある。今日もある保護者より「情報が足りなすぎます。どうしていいかわかりません」との相談を受けた。紙面ではほとんど報じられることがない問題がある。中には「知りませんでした」との言葉も。
いわき市では、文部科学省からの命のもと令和9年4月より中学校の部活動の週末(土日祝祭日)の活動は地域に移行されることとなった。令和10年、11年、12年頃には完全移行される予定である。しかし、指導者の不足、どの様な団体が受け入れ、引き継がれるのかは未定な状態である。廃部は野球やサッカーの体育会系だけではなく、吹奏楽や美術、書道など文科系も全てである。
学校は、学習するだけの場になるのだろうか。放課後の中学生の居場所はどうなるのか。いわきの未来を担う子ども達はどうなるのか。文化やスポーツは次世代へどの様に伝承されていくのだろうか。いわき市役所からの明確な回答は無い。いや、市役所だけに丸投げでいいのだろうか。
(好間キッズクラブスタッフ)
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