能登地震1年 | 524号 |
能登半島地震から1年になる。2024年元旦にマグニチュード7・6、最大震度7の地震が能登半島を襲った。追い打ちをかけるように、9月には珠洲、輪島、能登の奥能登三市町に線上降水帯が発生して記録的な豪雨となり、河川の氾濫や土砂崩れなど起きた。
季刊誌「能登」は、1月15日ごろ発行予定だった冬号を休刊。5月の春号で地震による被害、9月の夏号で「ゆっくり、じっくり、能登流で。」と地震から8カ月経っての現状、そして12月の秋号では豪雨災害と地震からの復旧状況を伝えている。
例えば、輪島市白米町の、日本海に面した約4haの斜面に千枚もの小さな田んぼが連なる棚田「白米千枚田」は、愛好会の人たちが春から1枚1枚修復してきたのに、5歩も6歩も後退し、能登で踏ん張ってきた人たちはみな同じ気持ちだろう――と。
そう、気持ちは同じ、思いも同じ。だから、それぞれ頑張れる。そして時には歩みをゆるめるのもいい。
(章)
そのほかの過去の記事はこちらで見られます。