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「八重の桜」の再放送 | 550号 |
大河ドラマの「八重の桜」が1月から毎週月曜日にNHKBSで再放送されている。震災・原発事故から2年後の2013年に放送された、幕末の会津藩で砲術師範の娘として会津戦争を戦った新島八重の生涯を描いたドラマ。当時、ちょうどフェリシモ(本社・神戸)の「とうほくIPPOプロジェクト」の支援を受けて、仲間たちと季刊誌「とねりこ」を作ることになり、創刊号の特集テーマは広く存在を知ってもらえるように「八重と会津」にした。
ふくしまの歴史や風土、文化を再認識しながら耕し、暮らす術を探る「ふくしまで暮らす手帖」のような季刊誌で、広い野原にどっしり根を張る1本の木をイメージし、生命の木と言われるトネリコのように、強くてしなやかな暮らしを考えていこうと思った。それぞれに何度も会津を訪ねて原稿を書き、絵やデザイン、レイアウトも描き直しを繰り返し、創刊号はドラマの最終回が終わったころ、ようやく印刷所に入稿、翌年1月1日に発行した。
久しぶりに創刊号(大きさはB5判よりやや小さくて47ページ、オールカラー)を開いてみた。12年の時を経ても、まったく古くない。手前味噌になるが八重を多方面から見つめ、周りの人々や地域にもふれ、日本で初めて『小公女』を翻訳した若松賤子も紹介している。そのころ福島県立博物館の館長だった赤坂憲雄さんの「震災のあとに学んだこと」もとてもいい。
それぞれに仕事を持っていることもあって「とねりこ」は創刊号で止まっている。無理をしても1年に1冊ずつでも発行していれば…と、いまになって思う。創刊号はまだ残部があるので、興味のある方には一冊六百円+送料でお分けしている。2号が作りたくなってきた。
(章)
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