今ゐる処に
しつかりゐるのが
一番いいのだ
『定本草野天平全詩集』のなかの未定稿詩篇に入っている、つぶやきのような言葉。題は特についていない。都会に別れを告げて比叡山に籠もった天平は詩と向き合い、孤独と闘った。さまざまな心の変化があったのだろう。まるで自分に言い聞かせるようにつぶやいている。
今ゐる処に
しつかりゐるのが
一番いいのだ
『定本草野天平全詩集』のなかの未定稿詩篇に入っている、つぶやきのような言葉。題は特についていない。都会に別れを告げて比叡山に籠もった天平は詩と向き合い、孤独と闘った。さまざまな心の変化があったのだろう。まるで自分に言い聞かせるようにつぶやいている。