編集室から

小さな庭の草木のこと 532号

 桜が終わり、「山笑う」の季節になった。風が薫り、光もまぶしい。わが家の庭にもハナニラ、ツルニチニチソウ、タツナミソウなどが賑やかに咲いている。これからは、ドクダミやビヨウヤナギで被われることになる。雑貨店だった古い建物を壊して駐車場にしたとき、少しだけ土を残してオリーブとヤマボウシを植えた。ところが潮風のせいか、育ちが圧倒的に違う。知り合いの樹木医に尋ねたら「ヤマボウシが育つ環境ではない」と言われた。でもあきらめず手を掛けていく。

(編集人 安竜昌弘)

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