444号

 編集室から444号 

 今回の特集は「こころの旅 若松丈太郎」でした。身近な人が亡くなると、「もっと詳しく話を聞いておけば…」という後悔の念が募ります。家を訪ね、蓉子夫人に告別式の様子を見せてもらったのですが、バックに流れていたバッハがとても印象的でした。厳かな調べのゴルドベルク変奏曲アリアが詩人の葬送にぴたりと合っていました。原発事故を「核災」、収束を「終熄」とし続けた若松さんは政府のごまかしや目くらませを指摘し続けました。

(編集人 安竜昌弘)

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