452号

いわき、石城、磐城、岩城 452号

 今回の特集は「山口弥一郎といわき」です。悩んだのが「いわき」の扱いです。現在は市名も駅名もいわきなのですが、歴史的にみると、石城、岩城、磐城と3種類の漢字があり、何とも曖昧です。このうち岩城は名字ですが、問題は地名です。
 「磐城」は主に江戸時代の使われ方で、戊辰戦争後に「磐城国」が存在。明治に入ってからも一時期「磐城郡」があり、昭和29年から41年までは、現在の小名浜地区が磐城市でした。そして「石城」。奈良時代のごく短い間に国(郡)としての記録があり、最近では明治29年から、いわき市として合併する昭和41年まで70年間、郡名でした。そこで今回は弥一郎がいわきにいた時代は石城郡だったことから、いわきを「石城」と表記しました。ご理解ください。
 連載「ひとりぼっちのあいつ」は休みました。

(編集人 安竜昌弘)

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