562号

楾大樹さんの思い 562号

 「檻の中のライオン」と題して講演した弁護士の楾大樹さんは、2013年の憲法96条改正論から突然、政治に関心を持つようになり、特定秘密保護法が成立した翌日から憲法について話を始めた。3年後には同名の著書を出版し、わかりやすく憲法を説明している。主権者はわたしたち、憲法を守らなければならないのは権力者で、憲法に縛られている権力者側から変えようとする憲法に憲法の意味はない、と力説する。
 講演のなかで楾さんは裏金問題にもふれた。「政治資金規正法という法律で、裏金をつくれないようにしたはずなのに、たくさんの政治家さんたちの裏金問題があります。細川政権の時に政党交付金をつくり、企業献金は必要なくなるはずだったのに、放ったらかしです。献金が行われる政治は、たくさんお金をくれる大企業の方ばかり向いた政治になって、民主主義がねじ曲がる」と。
 野党が政権などを批判することに対して「批判ばかりして」という批判があるが、楾さんは「批判がない国は独裁国家です。政治をちゃんと批判することで進歩もし、正しいことができる」と言う。国会議員が国民の声を政治に反映する代表ならば、この国会で可決・成立した国旗損壊処罰法などより、審議しなければならないことがたくさんある。わたしたちが1人1人、真剣に考えなければならない。                                               

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