414号

 編集室から414号 

 新型コロナで外出を控えるなか、愚犬との散歩がせめてもの気晴らしでした。ところが16年間傍らにいて震災も乗り切ってきた相棒が急死してしまい、心にぽっかり穴が空いたようです。高齢ではあったのですが、あまりに突然だったので悔いのようなものがまとわりついて離れません。悲しく、寂しいものですね。 身近なものの死は、やがてやって来る自らの死を受け入れるための準備だといいます。年を重ねてすべてがおっくうになり、時間ばかりが過ぎていくのですが、いまの政治状況を見ていると、そんなことは言っていられません。一瞬は永遠の気持ちでひと踏ん張りです。

(編集人 安竜昌弘)

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