風の通る家
ストーブの芯替え | 236話 |
一カ月ほど前、ストーブの芯替えをした。芯替えは、冬じたくの最難関と思っている。毎年、YouTubeの動画を見ながら編集室総がかりでしているので、慣れてもいいはずだが、動画のように簡単にはいかない。特に前年の芯替えは最悪で「なにか変だ」と思いながらそのまま使い続け、つける度にストレスを感じていた。
その反省もあって、この冬は交換前にできるだけ煤を払い、一つ一つ確認しながら作業を進めた。新しい芯の爪をホルダーの長穴へのセットと案内筒への設置は細心の注意を払い、芯ホルダーのラックとギアの噛み合わせも慎重に。ところがクラッチハンドルを回しても感触がおかしく、納得いくまで案内筒へのセットからやり直した。
そのため、違和感なく毎日使っている。基本的なことをきちっと丁寧に。10歳になるストーブにそう教えられた。
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